レキシ アナザーレキシ～あなたの知らないレキシの世界～の感想
12月16日（月）に札幌カナモトホールで行われたレキシのライブ「アナザーレキシ〜あなたの知らないレキシの世界〜」に行ってきた。
レキシのライブは前回5月5日に同会場で行われた「特別公演〜豪華絢爛レキシ歌絵巻〜」ぶり。カナモトホールはとっても見やすくて大好きなホール。
「アナザーレキシ」というタイトルやアー写で池ちゃんとバンドメンバーが革ジャン着てたりしているあたり、いつもと違った雰囲気風にしてるけどまあレキシでしょ！ってな気持ちでワクワクしながら参加してきた。
そして実際楽しかった。たっぷり3時間で相変わらずお値段以上の満足感と、ゲラゲラワッハッハの連続で爽快な気持ち。
大笑いの連続でだいぶ記憶が混濁しているので、曲順だとか怪しいところがかなりあるけれど、せっかくなので感想を。
※※まだあと数公演残しているので、これから行かれる方はネタバレ注意※※
オープニングはなんとサカナクションばりの紗幕を使ったオシャレ演出。映像の向こうに浮かぶバンドメンバーも照明が映えてカッコいい。
でも流れているのは「Takeda'」。めっちゃオシャレに「織田はパねぇ」だの「恐竜はつよいな」といった歌詞が投影されるカオスでもうここから会場全体が大爆笑。
レキシって全力でふざけているんだけど、それでいて歌詞なんかは真面目に読むと意外と（？）深かったり刺さるものがあったりして、そのギャップにキュンときちゃってあのアフロで髭のおじさんがかわいく見えるフ・シ・ギ（レキシ風）。
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2曲目からは紗幕が開いて「SHIKIBU」で早くも大盛り上がり。
池ちゃんはキラキラがついた革ジャン着用。スタンドマイクもキラキラで、バンドメンバーは革ジャン+中に袴柄のTシャツ。
MCでは氷室恭介や永ちゃんのMCのモノマネをしまくってたんだけど、アナザーレキシとはいわゆる“一般的にイメージされるロックバンド”ってことなのかな？
この後「甘えん坊将軍」「Goodbyeちょんまげ」を経て、大好きな曲である「KATOKU」と「妹子なぅ」が聴けたのが嬉しかった。
それにしても「甘えん坊将軍」や「Goodbyeちょんまげ」やったのは意外だったのだけれど、やっぱりちょっとロックっぽい曲を意識したのかな。
まあ、「Goodbyeちょんまげ」で「まげ」コールを延々と客にやらせるあたりはいつものレキシだったけれども。
「KATOKU」は80年代っぽいサウンドでシンセサイザーの音が楽しいし、なんといってもサビが超キャッチー！テーマが「世襲制」なところが最高に面白くてかっこいい。「♪君に家督を譲りたい 今日は家督を譲りたい」とか現代に照らし合わせてみたら意外と切ない歌詞のように思えるし。この日は演奏されなかったけど、「年貢for you」なんかは最高のラブソングだと私は常々思っている。
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「妹子なぅ」も超美メロで好きな曲なんだけど、最後の方でいきなりオアシスぶっこんでくるあたり超笑った。「Don't look back in anger」歌って！って言われたけどメロディーわかるけど歌詞がわからん！ってなったよ。ロックだからオアシスだったの！？
みんなオアシス歌えてたのかな。
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レキシのライブは親子連れも割と見かける。年配の方も多いし、可愛い女の子も来る。私が足を運ぶライブの中でも客層はかなり多彩だ。
そういうことも意識してなのか、子ども向けコーナーとして、NHKのEテレ「みぃつけた！」のエンディング曲「ひみつのヒミコちゃん」を歌ってくれたのだけれど、この曲本当にいい曲。Eテレの子ども向け番組って本当にあなどれない。
同じEテレ番組の「シャキーン！」のサウンドファイターズとかも結構攻めた人選でいつも楽しくみてるし、今度「みぃつけた！」も見てみよう。
このあたりから記憶がだいぶ混濁してきていて、何が起こっていたのかイマイチよく思い出せないのだけれど、大人向けとして超絶オシャレに「出島で待ってる」「どげんか遷都物語」「僕の印籠知りませんか？」「salt & stone」を歌った。
そう！そして「salt & stone」ではドラムの蹴鞠changこと玉田豊夢さんのドラムソロがあったのだけれど、これがもう絶品だった！
途中でドラムスティック放り投げちゃったので、どうなるのかと思っていたら手で直接ドラムをたたく超絶テクニック！！池ちゃんがこの時の豊夢さんのことを阿修羅マンみたいだった（一方では色の白いゴリラとも笑）と評していたけれど、どうやって手が動いてるの！？っていう位肘とかも駆使して叩いていて、スティックがなくてもドラムの上手い人はあんなかっこよくドラムプレイできるんだなーと感心してしまった。年明けから始まるフジファブリックのI FAB Uのツアーのドラム、豊夢さんだといいなあ。
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池ちゃんがお約束のキーボードの渡さんに絡みだすイチャイチャコーナーが始まり、その時に歌っていたRYDEENのテキトウ歌詞「♪あなた 私あなたなの～」がすっかり耳に残ってもう本当にこれからRYDEEN聴いたらそうとしか聞こえなくなりそう。
メンバーいじりのコーナーがかなり長くあったあと、「君がいない幕府」「旧石器ベイベ」「憲法セブンティーン」というこちらも割と珍しい曲のメドレー。
♪憲法 憲法 セブンティーンも相当耳に残るメロディーで好き。
また紗幕が下りて、「レキシト ア・ソ・ボ」ではサカナクションばりの超オシャレな映像と、紗幕の向こうでライトアップされたバンドメンバーのソロ回し。めちゃくちゃかっこよかった。
そこからのオシャレ映像に乗せた素敵ナレーション（青葉市子さんとお名前が写った気がしたけど、一瞬だったので自信がない）「あなたは誰？」→「あなたは、武士」で「きらきら武士」に繋げるあたりが本当かっこよかった。
ここからは池ちゃんの衣装も赤い袴姿にチェンジ。
イルカのヨシオ（サングラスバージョン）が会場をポンポン飛び跳ねる「KMTR645」では、ラストでTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」とXの「紅」をなぜか挟む演出が。ここでも「リンダリンダ」を客に長く歌わせる池ちゃん。♪どぶねずみみたいに から！？って思ったけど、割と歌えたかな。「紅」では会場中がXジャンプしていて壮観だった。
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引っ込んで出てくる手間を省いたアンコール1曲目は「狩りから稲作へ」。
ついに光るINAHOの出番！！
私は運よく買えたのだけれど、池ちゃんによると東京国際フォーラムのライブくらいから品薄状態で、この日も割と早い段階で売り切れてしまっていた。
光るINAHOを買うからと普通の稲穂を持ってきていなかった人も多かったようで、近くのマダムも結局普通の稲穂を買い足すことになったらしく、「これで稲穂3個になった」などとお話しされていたのを耳にした。
光るINAHOはこれから定番になるのかな？今回買えなかった人も次は手に入るくらい潤沢に光るINAHOが入荷されることを願うばかり。
ここでもBUMPの「天体観測」ならぬ「稲穂観測」をみんなに歌わせて、これで大団円…と思いきや、「これじゃいつものレキシのライブじゃねーか！」とキレて池ちゃん退場。
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バンドメンバーのコントとやついいちろうさんと池ちゃんとのコント映像を挟んで、まさかのメンバー全員セーラー服コスプレによる「セーラー服を脱がさないで」！
豊夢さんも！！セーラー服着とる！！踊ってる！！！とあいた口がふさがらなかった笑
次に「LOVEレキシ」歌ってたけど、セーラー服コスプレの威力が凄すぎてなんか頭に全然入ってこなかった。
極め付け、おにゃん子クラブの「じゃあね」で締めて、結局いつものレキシってことになって大団円。
アナザーなところもネタに昇華して、結局またそれがレキシらしさになっていたと思う。初めてレキシのワンマンに来た友人も大満足でみんながニコニコになれる相変わらずのエンターテイナーぶり、素晴らしかった。
光るINAHO売り切れのお詫びにまた近いうちに札幌に来ますと言ってくれた池ちゃん、ぜひ私もまた参加してイルカポンポンしたいし、ライジングにも来てほしいな。
