徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

今さらながら、ひみつスタジオツアー帯広公演の思い出

 

12月19日にスピッツJAMBOREE TOUR'23-'24アリーナ公演はガイシホール@名古屋に参加してきました!

関東の公演は全然当選しないし、大阪神戸沖縄は日程的に無理だったので、アリーナ公演は名古屋へ遠征。できるなら2日間とも行きたかったけれど、ど平日に何日も仕事を休めないので1日目だけ参加になりましたが、じゅうぶん満足。

ガイシホール、音が良い(と感じた)し、席も前に通路があるアリーナ16列目中央付近で見やすくて最高でした。

 

 

ところでアリーナ公演のことを書く前に、実は参加したのに感想を書いていなかった帯広公演について重い腰をあげて今更書こうと思います。

セットリストなどは札幌公演の時書いたので、今回は特に印象に残ったところについてだけ。

私にとってこの帯広公演は、筆舌に尽くし難い、おそらく一生忘れないような思い出となったライブだったので…。

 

 

 

帯広公演のハイライトはなんといってもついに帯広の地で演奏された「優しいあの子」

帯広公演があるからこそホール公演のセットリストに組み込まれていたのでしょう(アリーナ公演では「優しいあの子」はセットリストに入っていなかった)。

スピッツのライブには長いこと参加してるけれど、あんなに長い拍手が起こった公演は私が知る限りはない。

他のアーティストのライブでもあんなのなかなか見たことない。

オンテレでスピッツメンバーも「まるでレコード大賞を取ったみたいな長い拍手」と言うくらい、イントロから拍手喝采

終わった後、メンバーが楽器交換している間もずーっと拍手が鳴り止まず、観客が皆十勝の地での「優しいあの子」演奏を心待ちにしてたんだなあという感動があった。

演奏の間、朝ドラでも映し出された十勝の青くどこまでも続く空や森の緑、田畑の実りの様子が浮かんで広がっていくようでとても温かい気持ちになった。

演奏が終わってメンバーが楽器交換している間も拍手が続いて、ステージ上ではマサムネさんはいつものポーカーフェイスなお顔だったけれど、オンテレ聞く限りでは喜んでいたんようでよかった。

崎ちゃんはいつも以上にニコニコで、ノリノリだった気がする。


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スピッツのライブはいつも特別なのだけれど、格別に心に残る演奏がいくつかある。

たとえばハヤブサのツアーの時にはじめてライブで聴いた「8823」の盛り上がり

真夜中のライジングサンロックフェスでみてイントロで心震えた「夜を駆ける」

東日本大震災後の新木場サンセットでみた「正夢」

この帯広公演の「優しいあの子」はそれらと並んで、私にとって生涯心に残る演奏になった。

 

 

もう一曲強く心に残ったのは、クージーが「メンバーが歌う時に歓声が上がったの初めてで感動した」って言ってた「オバケのロックバンド」

メンバーがそれぞれ歌うところで毎回歓声が上がって、クージーが言う通りものすごい盛り上がりだった。

オバケのロックバンド

オバケのロックバンド

  • provided courtesy of iTunes

 

実はこの公演が印象的だったのには個人的にもうひとつ理由があって、なんとなんと座席が最前列だったということ。

あの小さなホールで最前列!!何年もファンをやっていると良いこともあるものです。

最初はそわっとしたけれど、始まってしまったら後ろがどうなってるかとか全く気にせず、お隣の若い子と超盛り上がってた笑。

それにしても何も遮ることのない場所でスピッツを堪能できるなんてものすごい贅沢だったし、とにかくライブに没頭できた…最前列の破壊力凄すぎる。

目の前でのギターを弾く三輪さんがサングラスの奥でニコニコされてたのまで見えて眼福でした。三輪さんはみそかとかロック色強い曲だと楽しそうに歌詞口ずさんでいて、「ああ、この人本当にスピッツが好きなんだな」と思ったの。

スピッツってスピッツのメンバーがスピッツ大好きなんだよね。そんなバンドのファンでいられるのが本当に幸せだなと感じた帯広公演でした。

 

ちなみにプチカバーはご当地ってことで松山千春「季節の中で」(だったはず)。

マサムネさんは千春さんの故郷である足寄の道の駅で、ラワンブキを持つ千春さんのパネルと写真を撮ったお話をしていた。

その写真をテツヤさんに見せたら本物の千春さんと写真撮ったと勘違いしたとか笑。

季節の中で

季節の中で

  • provided courtesy of iTunes

あと入ったらメロンソーダを出すで地元民にはおなじみの帯広の老舗レストランふじもりに行ったことがあるとか、あちこち訪れていて詳しいのがすごい!

 

アンコールはUNIQLOで販売している(札幌限定、最近見ないけどまだあるのかな??)セイコーマートのTシャツで登場したマサムネさん。

ほんとうは帯広のライブで自分で買った「なつぞら」のTシャツを着ようと思ってたけど、忘れてきてしまったので、スタッフが買ってきてくれたセコマTになってしまった模様。

一方なぜか「なつぞら」Tシャツを着ていた田村さん。楽屋に置いてあったよ?と言っていたけれどマサムネさんは自分買ったのを着たかったとのこと。

次の帯広公演はなつぞらTを着ることを約束してくれたので、ぜったいまた北海道の地方公演もやってほしいなあ。その昔稚内とかでもライブやっていたの今考えるとすごい。

 

ちなみに帯広公演にあわせて帯広市内のパン屋さんやお菓子屋さんではi-Oパネルが出ていたり、スピッツへのメッセージカードやメンバーのサインが飾られていて、それらの含めて雰囲気が最高だった。

ライブの翌日、帰宅前に立ち寄ることができた双葉幼稚園(「優しいスピッツ」の撮影場所で本当に素敵な建物!)ではスタッフの皆さまが「メンバーの立ち位置をお教えしましょうか?」と本当に親切に接してくださったのにも感動。お礼の気持ちと記念に手作りの木の栞を購入して、それもとても良い記念に。

 

筆舌に尽くしがたいとかはじめに書いたくせに、書き始めたらやっぱり長くなってしまった。そんなに時間を空けずに名古屋でのアリーナ公演についても感想書きたいと思ってます。