徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

最近JUDY AND MARYを聴きなおしている

前回のブログからだいぶ日が経ちました。

こんにちは。

新型コロナウィルスのことが問題になってから、私ももれなく自宅待機やテレワーク等になり時間はあったのだけれど、ブログ書いたりする気にならなくて放置してたのです。メンタル面は置いておいて体は元気です。

 

本当はマカロニえんぴつのアルバム『hope』が最高だったのでそのことについて書いていたのだけれど、なかなか終わらない。原因は不明…。

 

ところで最近JUDY AND MARYを聴いている。

聴きかえしていると言った方が正しいかもしれない。

きっかけは相変わらず「草野マサムネのロック大陸漫遊記」の“1995年・勝手にライバルバンドで漫遊記”で久々にOver Driveを聴いたこと。 

Over Drive

Over Drive

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ちなみにこの回で紹介されていたバンド↓

 KNOCKIN' ON YOUR DOOR / L⇔R

 ズルい女 / シャ乱Q

 ガッツだぜ!! / ウルフルズ

 Over Drive / JUDY AND MARY

 太陽が燃えている / THE YELLOW MONKEY

 DESIRE / LUNA SEA

 ピーターパン / Baku

 

1995年といえばちょうど高校生の頃だったわけで、どのバンドも懐かしいというかなんというか体に音楽がしみ込んでる感がある。

 

それぞれ聴き返してみた時に、久々に聴いたジュディマリの圧倒的な感じにあらためて感服してしまった。最近寝る前は毎日ジュディマリを聴いている。

 

当時はYUKIちゃんの歌やビジュアルにばっかり目がいってて全然気づかなかったけど、そもそも演奏がすごくカッコいい。

たまーにキーボードとかタンバリンとか入ってる曲もあるけれど、基本的にほとんどの曲がドラム・ギター・ベースのバンドサウンド。ほんとにこれぞバンドの音って感じで、ロックかつポップ。ギターとベースそれぞれの演奏を追って聴いてもとても楽しい。

 

そしてそこに乗るYUKIのボーカル。やっぱり圧倒的。

1stアルバム『J.A.M』あたりの歌い方は、正直レベッカNOKKOとかジッタリン・ジンを思わせるような感じの歌い方。NOKKOよりもうちょっと無機質っていうか、のっぺり歌っているような感じ。

でも2nd、3rdと聴き進めていくとYUKIのボーカルが明らかに進化している。

”カワイイ”って感じのボーカルだったところに優しさとか柔らかさが加わってきて、切ない感じがたまらない。

初期の頃の舌っ足らずな歌い方も若さを感じて魅力的だけれど、個人的にはやっぱり中期以降のYUKIの歌い方が好きだ。「KYOTO」とか本当に優しい気持ちになれる名曲。 

KYOTO

KYOTO

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勝手なイメージでジュディマリの作曲者はTAKUYAって思っていたけれど、恩田さん作曲のものもかなり多い。大好きな「DAYDREAM」「Hello, Orange Sunshine」とかも恩田さん。

甲本ヒロトさんYUKIちゃんのデュエットが最高中の最高な「プラチナ」も恩田さん作曲だった。おぉ…イメージというのは恐ろしいね。 

プラチナ

プラチナ

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ちなみにライブにも一度だけ行ったことがある。

札幌の真駒内野外競技場で観た、「THE POWER STADIUM DESTROY '97」。野外でのライブだった。

夕暮れ時に「夕暮れ」で始まり、アンコールのOver Driveまでずっと楽しかったことを覚えている。たしかLOLITA A-GO GO」とかもやってくれて、めちゃくちゃ盛り上がった記憶がある。

なんとなくジュディマリは再結成しないような気がするから、たった一度だけれどライブを観られたことは良い思い出。

 

この歳になって「YUKIを聴いてる」はアリだけど、「ジュディマリ聴いてる」は青春時代の曲ひきずってるババアみたいでちょっと痛いかなあみたいな(勝手な)気持ちがあって、最近は全然聴いていなかったんだけど、いいものはいつ聴いてもいいものだし、色褪せてない。いやむしろめっちゃカラフル!って思ったくらいだった。

せっかくコロナ関係で時間もあることだし、新しいものも取り込みつつ、やっぱり自分のルーツといえる90年代あたりの曲なんかも改めて聴きなおしてみようかな。

ちなみにソロになってからのYUKIも好き。今でも憧れの存在です。

 

 

 

ここからは余談だけれど、私はスピッツの掲載された雑誌を96年位から買い続けている。

すべてではなくて表紙になったものだったり、長いインタビューが掲載されたものを中心に残している。

その中に今は廃刊になってしまった「Gb」という音楽雑誌があって、スピッツの草野・三輪、ジュディマリのTAKUYAとYUKIの4人の対談が掲載されている号があって、YUKI「死神の岬へ」がライブで聴きたいとマニアックな曲をリクエストしていたりして面白い。

この対談を読むとスピッツとTAKUYAとは昔からの知り合いで仲良かったことがわかる(ロック大陸漫遊記でも少し触れられていた気がする)。

 

そういえばそのTAKUYAは1月の大阪城ホールスピッツのライブに行っていたらしい。

 

 

ちなみにYUKIがソロになって最初のアルバムに収録されている「愛に生きて」(作詞作曲:YUKI)という曲は、演奏をスピッツが担当している。

ソロになったYUKIの心情が綴られているような曲で、スピッツの演奏がYUKIの背中を押しているような気もして、聴くと切なく温かい気持ちになる。

草野マサムネのボーカルの印象が強いスピッツだけれど、その声がなくてもスピッツの演奏とわかる面白さもある(ハーモニカもいい感じ)。 

愛に生きて

愛に生きて

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