徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

スピッツのニューアルバム“見っけ”を聴いた~感想その④快速、YM71D、はぐれ狼

気付けば今月末からツアーが始まる。

ということはそろそろグッズが発表されたりとかまた色々始まる…。

グッズで思い出すのは「隼」のツアーのTシャツがめちゃくちゃ欲しかったんだけれどちょっと高めの値段設定で、学生だった当時はお金無くて泣く泣くあきらめたこと。

買えなかったグッズを今メルカリとかで買おうとかは全く思わないんだけど、あの時の気持ちは忘れられないなあ。懐かしい記憶です。

スピッツのグッズ(特にTシャツ)は色が微妙だと思うことが多い(結局買うんだけれど)。個人的にはさざなみOTRカスタムとか横浜サンセットのデザインが好きだったので、ああいうのまた来てほしいな。なんだかんだどんなグッズ出るか楽しみ。

そして、今回FCは席も当日までわからないからドキドキですね。

 

さて今回含めあと2回で終わらせたい、「見っけ」の感想その④。

 

07.快速

前作「醒めない」の「子グマ!子グマ!」に続いてCzecho No Republicのタカハシマイさんがコーラスで参加。マイちゃんの声、素敵だもんね。

コーラスというかマイちゃんの声は間奏でサンプリングした感じで使われていて、ちょっと楽器ぽい感じがして面白い。米津玄師も新作のカップリング曲「でしょましょ」では人の声を楽器のように使っていたのを思い出したりして。

雑誌に掲載された話だと結構前からあった曲みたいなところにも驚いた。笹路さん時代か~。笹路さんの感想をお聞きしてみたいものです。

「流線型」とか「草原のインパラ」とかの言葉がメロディーにカチッとはまっている感じがして聴いていて気持ちがいい曲。特に♪草原のインパラより早く からのリズムの刻み方が爽快でいかにも快速って感じ。 

快速

快速

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08.YM71D

今作の中では新しいモードのスピッツを感じた曲。

リズムの刻み方やテンポとか、ちょっと今流行のシティポップぽい響きの曲だなあと思っていたら山下達郎さんリスペクト曲だったということらしい。

四つ打ちじゃなくても踊れる曲になっている。すごく好きな曲。 

YM71D

YM71D

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少し余談になるけれど、α-STATIONエフエム京都というラジオ局でスカートの澤部さんがパーソナリティーをしている番組(『NICE POP RADIO』)があって、ある回で「見っけ」リリース記念のスピッツ特集をやったのです。ゲストはミツメの川辺さんとHomecomingsの福富さん(ライジングで観た!)。

3人が選んだスピッツの曲を3曲ずつかけて、その曲にまつわるエピソードをお話していた。そのうち1曲は「見っけ」の曲を選ぶという縛りがあったのだけれど、ミツメの川辺さんが選んだのが「YM71D」だった。福富さんも仰っていたけれど、ミツメらしい選曲だなあって思ったのをよく覚えている。ちなみにミツメだと「エスパー」という曲が好きです。

この他に川辺さんが過去曲から選んだのは「ハヤテ」と「野生のチューリップ」。ちなみに澤部さんセレクトは「冷たい頬」「子グマ!子グマ!」「快速」で、福富さんセレクトは「HOLIDAY」「仲良し」「ありがとさん」だった。

3人ともものすごくスピッツの曲を良く知っているし、スピッツ愛に溢れる聴いていて楽しい放送だった。またやってほしいです。

 

09.はぐれ狼

一聴してオーソドックスなスピッツのロックナンバーだなと思った曲。

「はぐれ狼」というモチーフも、孤独やマジョリティーに対してあがくことへの比喩だと感じたし、こうした表現はスピッツが繰り返し歌ってきたものだけれど、でも昔だったらはぐれ「狼」じゃなくて、もっと虫とか違う生き物にしていたような気もするので、このあたりが今のスピッツをよくあらわしているのかもしれない。

力強い演奏と力強い歌詞で昔より若々しさを感じる。 

はぐれ狼

はぐれ狼

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