徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

VIVA LA ROCKフェス5/1に行って浮かれてきました

久々に規制のないゴールデンウィーク

 

久々に飛行機に乗って、さいたまスーパーアリーナで開催されたVIVA LA ROCKフェスの2日目(5/1)に参加してきましたので久々更新。

その備忘録というか、思ったことを書き連ねました(決してライブレポではない)。

 

春フェスへの参加は初めてで、お目当ては…まあ今さら言うまでもなくスピッツです、はい。

NEW MIKKEツアー以降レキシとかKingGnuのライブは行っていたのだけれどいよいよスピッツ欠乏症になりまして。

検討の結果、アラバキは行くの大変そうで却下(でも欲を言うならばスピッツのセットリストはアラバキのが聞きたかったかな…)。

JAPAN JAMとビバラで悩んで、準備が楽で会場も馴染みあるさいたまスーパーアリーナ開催のビバラにしました。

 

で、室内都市型フェスのビバラですが、、思ってたよりとっても快適で楽しかった。

前方スタンディングが全然入れなかったので、思うことがなかったわけではないけども。

学んだのは、ビバラにおいては盛り上がりたいアクトは後方スタンディング、疲れたら200lvスタンド席で楽しむと割り切ること。そうしたら多分超快適だったと思う。

もちろん前方スタンディングに行ければそれが一番楽しいけど、、でもそのためにずーっと前で場所取りしてるのもなんか嫌だし。やっぱり前方は抽選とか総入れ替えがよいのではないでしょうかね。

 

事前に応募していたスピッツの物販整理券に運良く当選したので朝イチでグッズを購入して、その流れで入場。

もうちょっと遅かったら入場がかなり混み合っていたようだけど、私は巻き込まれずに割合スルーっと入れた。

会場の動線をうっすら確認して、そのまま朝イチはマハラージャンを観るためにCAVE STAGEへ直行。

 

WORLD STAGE と PEACE STAGE という二つのメインステージから少し離れたところに設置されたCAVE STAGE。規制で入れなくなることもあると聞いていたので、2時間待つ覚悟を決めてマハラージャン待ちしました。

2時間本当に長かったけど、結果めちゃくちゃ楽しかったし、朝イチのSHE'Sとandropあきらめた甲斐あった。

歌詞とかふざけてるなあと思う曲が多いけど、歌のうまさと曲の雰囲気(今っぽい)のオシャレさでいろんな聞き方ができる。

終盤なんとなく聴き慣れたイントロが流れてマハラージャンが「アチョーー」の叫び声をあげたので、もしやこれは……?と思ったらゴダイゴの「Monky Magic」 のカバーだった。

OH!昭和!!な曲だけれどマハラージャンに(雰囲気含めもろもろ)ピッタリすぎた。このカバーは定番なのか??謎。ところでゴダイゴの曲って今聞いてもおしゃれだなあとマハラージャンver.を聞いて改めて実感しました。

ラストは私も知ってる「セーラ⭐︎ムン太郎」で盛り上がり&大団円。良いライブに大満足。

セーラ☆ムン太郎

セーラ☆ムン太郎

 

マハラージャン終わったら1ステージしか観てないにも関わらず腹ペコになりお昼へ。沖縄そばをいただく。

戻ったらちょうどハルカミライのステージ中であった。実はじっくり観るのは初めて。あまり青春パンク系(もしバンドがこのように言われるのがイヤであったら大変申し訳ないのだけれど)は通ってきていないので興味津々。

短めの曲が多くてテンポよく進んでいくので、見ていて楽しい。あと思ってたよりメロディアスな曲あるんだなあとスタンド席からアリーナの盛り上がりも含めて楽しく観ました。

 

続くCHAIのステージでは、前半謎のパラパラ風ダンスと謎パフォーマンスが繰り広げられた。

最初は正直面食らってしまったのだけれど、隣に座っていたCHAIのファンであろう少し年齢高めの男性がかなり食い気味で双眼鏡を除きながらめちゃくちゃノっていたのにつられて、こちらもだんだんと楽しくなってきた。

なんでもありでいいじゃない!って感じは痛快だったし、ラストの「N.E.O」は知ってる曲だったのでより気分があがった。

N.E.O.

N.E.O.

  • CHAI
  • インディ・ポップ
  • ¥255

 

そしてNUMBER GIRL、前に観たのは休止前のライジングサンだと思うので本当に久々。

復活の年のライジングサンで観られるはずだったのに、台風で中止→翌年からコロナで中止続き…やっとやっとの埼玉でのNUMBER GIRLとの邂逅となりました。

向井さんの「福岡県博多区からやってまいりました」の挨拶も、爆音を鳴らすバンドにやや小さめに思えるボーカル音量な感じも変わっていない。相変わらずの迫力に圧倒された。

バンドの代表曲である「透明少女」、ラストの「I don't know」等ライブで久々に聴く曲たち。1曲毎に「!!!」と思いつつ聞き入ってしまった。もっと懐かしい気持ちになるかと思ったけれど、すごくバンドの音がフレッシュで私も新鮮な気持ちで聴くことができた。

透明少女

透明少女

 

SHISHAMOはライブでは初見。別に嫌いなわけでもないのだけれどあまり観る機会がなかったのです。…が、実際みたら朝子ちゃんの声めちゃくちゃカワイイ~~歌上手い~~人気なのめっちゃわかる!!!となりました。

私ももう少し若い女子であったらきっと夢中になってたと思う。私が高校生とか大学生の時にジュディマリYUKIちゃんに憧れていた気持ちを思い出したりなんかして。

ラストの「明日も」。この曲で歌われている悩みって若い時特有のものじゃなくって、大人になっても全然変わらないなって思って、明るい歌なんだけどちょっと切なくなったりしました。5/1を私にとってのSHISHAMO記念日と名付けます。

 

 

このあたりで前方スタンディングってどうなんだろ?と色気を出して並んでみたんだけど、明らかに無理!!ってくらいの列だし進まない(人が出て行かないので入れ替わらない)ので諦めた。

結局Saucy Dogは観られず。こんなならサウシー観てれば良かった…。

よく動線のわからない初フェスなので仕方ないけど、また来ることがあったら前方はすっぱり諦めて楽しむようにしようと心に誓う。

 

という訳でマカロニえんぴつからは後方スタンディングで参加。

はしりがきなんでもないよ、恋人ごっことキラーチューンの連続。

マカえんのタオル持ってる人本当に多かったし、アリーナの集客具合からも人気ある今旬のバンド特有の熱気のようなものが伺えた。

実を言えばここ最近のマカロニえんぴつの曲は展開が凝りすぎてる感じがしてあまりはまらなかったのだけど、新曲の「星が泳ぐ」はとても好き。今回ライブで聴けたのが嬉しかった。

星が泳ぐ

星が泳ぐ

  • マカロニえんぴつ
  • J-Pop
  • ¥255

 

そして圧巻のステージだったCreepy Nuts

前に観たのはZEPP SAPPOROでマンウィズの前座をやっていた時…今となればCreepy Nutsが前座って…!と驚くレベルで人気者になった。

よふかしのうた」「のびしろ」「かつて天才だった俺たちへ」などR-指定とDJ松永の圧巻のパフォーマンスに会場がどんどん沸いていていってハッピーな空間が出来上がっていた。曲を知らなくても絶対楽しませてくれるのがCreepy Nutsのステージだ。

あとMCが本当に上手。やっぱりラップとかやっていると言葉の使い方とか上手くなるのかしら。

ラストをかつてのビバラに敬意を表して「日曜日よりの使者」で締めたところにぐっと来てしまった。CAVE STAGEのラストを飾ったバンドは売れる(King Gnuとか)という話、「俺たちの翌年コロナになったから…」みたいなこと言っていたけれど十分売れたと思うし、これからますます飛躍すると思ってます。

 

 

そしてスピッツ(少しだけ長くなります)。

SUGINAMI MELODYの登場SEがかかり、久しぶりだな〜などと妙な感動をしていたところに来たのが1曲目「魔法のコトバ」。

また会えるよ 約束しなくても

という歌詞が優しく響く。

猫ちぐらの夕べでクージーがこの歌詞を引用してお話していたのを思い出してジーンとしてしまった。

出だしマサムネさんちょっと歌いにくそうかな?バンドの音もちょっと重い感じ?って思ったけど尻上がりに安定してきた気がした(でも久々で私もテンション上がっていたので正直定かではないですが)。

 

春の歌」→「8823」→「チェリー」と春らしいヒット曲&ライブ定番曲で畳み掛けて、次に奏でられたのは「アパート」。

フェスであっても割と古めの曲もいつもチョイスされるのがスピッツ

「アパート」曲調は明るめなので周りでは手拍子している人も多かったけれど、この曲はめちゃくちゃ切ない失恋ソング。スピッツのワンマンライブでは手拍子する人はまずいない曲でフェスならではという感じ。でも悲しい曲もフェスで聴くとちょっと明るく響く気がするし、合唱や手拍子も悪くないなあと感じる。

アパート

アパート

 

最新曲の「大好物」が聴けたのも嬉しかった。

スピッツの曲はいつだって私の低く飛ぶ心を軽くしてくれている。

 

そしてなんといってもこの日一番意外だったのはラストの「こんにちは」。

お隣にいたスピッツのファンの方もイントロで息を飲んでいた。

また会えるとは思いもしなかった

元気かはわからんけど生きてたね

ひとまず出た言葉は「こんにちは」

今回のセットリストのラストにこの曲か!と心の中で叫んでしまった。

とにかく私は生きていて5/1さいたまスーパーアリーナスピッツにこんにちはできた(心の中)な、と思い満足でした。

こんにちは

こんにちは

 

ステージから遠いところで観ていたので私はよく見えなかったけれど、終演後のSNSでは、ステージを縦横無尽に駆け回る田村さん(スピッツファンからすればいつものことだけれど)への驚きの声がたくさんあって、想像できすぎて笑ってしまった。

あと、他アーティストファンの若い女の子たちが「スピッツのチケット取れないし観る機会がないからフェスに出てくれるの嬉しい」と話しているのも聴こえてきたりして。

ほかのアーティストのファンの声が楽しいのもフェスの醍醐味ですな。

まだまだのびしろしかないおじさん達(マサムネさんMCより)に今後も期待しています。

 

【セットリスト】

1.魔法のコトバ 2.春の歌 3.8823   4.チェリー 5.アパート 6.優しいあの子

7.大好物 8.涙がキラリ⭐︎  9.みそか 10.こんにちは

 

このブログの冒頭でアラバキのセットリストのがよかったとか言って本当にすみません。バチが当たるわ十分満足してます。

でもマサムネさんが「アパート」を"久々"って言ってたけどそーでもなくないかい?って思ったの私だけ?

「胸に咲いた黄色い花」のが超久々じゃない??

あと「仲良し」も羨ましいーー。sumikaとやったTOKYO FMのイベント行けてないので( ;  ; )

 

 

さて気を取り直して大トリのMy Hair is Bad

マイヘアの曲を聴くたびに、私が若かったらマイヘアのファンになってた気がするなあと思う、そんなバンド。

なんかエモい感情が湧き立つ音楽やってるのよね。

爆音のギターロックに乗せてあんなロマンチックな歌詞で歌ってるのに感動するし、自分が大ファンだったらフロムナウオンみたいな曲演られたらすべてのライブに行きたくなっちゃう。

椎木さんカッコいいし、色んな意味で若い子たちが熱狂する気が少しわかる罪なバンドである。

スピッツの終わりと同時に帰っていく人が結構いたけれどマイヘア観ないの勿体ないよと声かけたくなるくらい力の入った良い大トリのライブだった。

「絶対忘れない曲にする」と椎木さんが話した後演奏された「真赤」、マイヘアの代表曲にふさわしく最高にかっこいいパフォーマンスだった。

真赤

真赤

 

そんなこんなで大変満足して、翌日無事におうちに帰ってきました。

夏フェスもどこかへ行けたらいいなあ。

 

 

以下、余談

 

私はあまりイベント系ではグッズを買わないことにしてるのだけれど(なにせ20年以上スピッツのFC入ってるもんで本気で死ぬほどスピッツグッズを持っているのでツアーの時以外はなるべく自制している)、今回のバケットハットが欲しかったのです。特に黒いほう。

事前通販は予想どおりというかいつものことだけど瞬殺だったようで、ボケーっとしていて遅れてサイトを開いたらもう在庫確認中だった。

今回は室内フェスだからぶっちゃけ帽子いらんけど、、でも若干あきらめきれなかったのでビバラの物販整理券申し込んだら、珍しく早い番号ご当選で無事購入できてしまった。

このバケットハットを活躍させたいので、有明サンセットのリベンジ的なイベント待ってます。

 

 

やっぱりライブ楽しくて、今年のライジング行きたくなったけどお値段が…高くて迷ってる。

出演アーティスト的にはかなり行きたい(羊文学とthe pillowsはかなり観たい)。

他の夏イベント情報がもう少し出てから検討したいけど遅いかな…どうしようかなーーと悩み中です。ではまた。