10月4日(金)に名古屋国際センチュリーホールで開催された、フラカン30周年記念ライブ、スピッツとの対バンを観に、はるばる名古屋まで行ってきたのです!!
題して「DRAGON DELUXE DELUXE」。
夏のイベントは日程的にもチケット的にもスピッツにご縁がなく、昨年Zepp Sapporoで開催されたFM ROCK KIDSのイベント以来。
そして忘れてはいけない。このイベントはなんといってもフラワーカンパニーズの30周年をお祝いするイベントなわけです。
フラカン、どんな曲歌ってくれるんだろうな~~とそちらももちろん期待。
実はこの前日に、20日に大阪城ホールで開催されるフジファブリックのライブグッズが発表されていて、その中で大変高価なグッズがどうしても欲しい!!と思っていた私は、(金銭的な面で)この日グッズをゲットする欲が非常~に低かった。
しいていえばスピッツの夏イベグッズのペットボトルホルダーだけ欲しかったんだけど、物販開始時刻頃会場に行ってみたら、もはや長蛇の列。
おそらく皆さんフラカンとスピッツのコラボグッズが欲しかったんだと思う。
結局2時間くらいかな、待ったあたりでスタッフの方が売り切れ情報をお伝えしていて、その時点でコラボグッズほぼ売り切れ。にも拘わらず列は全然進まない…なので離脱して、一度宿に帰っちゃった。でも後日ちゃんと通販されていたの、すごく親切でよかったです(私は買わなかったけど)。
そんな前置きがありまして、さてライブ。
スピッツのセットリスト
01.ハイファイ・ローファイ
02.メモリーズ・カスタム
03.ありがとさん
04.魔法のコトバ
05.ビューティフルドリーマー(フラカンのカバー)
06.優しいあの子
07.トンガリ’95
08.8823
09.涙がキラリ☆
先行はもちろんゲストであるスピッツ。フラカンの呼び込みのあと登場。
まず驚いたのが発売前のアルバム「見っけ」の収録曲「ありがとさん」をライブ初披露したこと。割と重めの音で始まるゆっくりとしたロックナンバーでアウトロがめちゃくちゃかっこいい。派手な曲じゃないんだけど、「ホロリ涙には含まれていないもの せめて声にして投げるよ ありがとさん」というメロディーが耳に残る。本当にすごくいい歌詞だなあ。
フラカンのカバーは私の大好きな「ビューティフルドリーマー」だった。
FCの会報でマサムネさんが好きな曲で挙げてたから、なんとなくそうなんじゃないかと思っていたけれど、やっぱりそうだった。ちょっと爽やか切ない感じの「ビューティフルドリーマー」だった。この時以前にフラカンの「靴下」という曲をカバーしたお話をしていたけれど、それも聴いてみたかった。きっと「サヨナラBABY」とかカバーしてもあうと思う。
個人的にはどの曲が一番良かったかと言われると、カバー以外だとなんといっても「優しいあの子」だったのが自分でも一番意外だったのだ。イントロからかなりぐっときてしまった。
テレビで毎朝流れなくなって数日なのに、もう懐かしいような気がするくらい。毎朝いかにこの曲に癒されて助けれられていたんだろう、と思ったりした。
ちなみにこの日の田村さんはグレートマエカワさんリスペクト(?)の裸にオーバーオールという衝撃の衣装で、みんなの笑いを誘っていた。
そういえばこの日の「トンガリ'95」はお祝いバージョンなのか、サビが「俺は今誰よりも 笑っているー♪」と歌ってたなあ(本当は“とがっている”)
フラワーカンパニーズのセットリスト
01.深夜高速
02.はぐれ者讃歌
03.永遠の田舎者
04.DIE OR JUMP
05.いましか
06.あったかいコーヒー
07.真冬の盆踊り~メモリーズ(スピッツのカバー) メドレー
08.サヨナラBABY
1曲目はフラカンのザ・代表曲である「深夜高速」でスタート。
私の周りはスピッツファンが多かった(私もスピッツファンだけれども、フラカンの曲はだいたいわかる)ので、みんなどんな反応するんだろう?このライブはフラカンのお祝いライブだからお願い地蔵にならないで!!!と思っていたのだけれど、一発目に持ってきた「深夜高速」はさすがに知っている人も多く、盛り上がっていた。
あらためてライブで聴いて名曲だなあと思う。
色んな人がカバーした「深夜高速」のCDを聴いたとき、どれも面白いし良かったけれど、やっぱりフラカンの深夜高速が最高だと思ったことを思い出した。
そして「深夜高速」からの「はぐれ者讃歌」っていう流れが本当に最高にかっこよかった。
新しいアルバム曲の「DIE OR JUMP」すごく好きなのだけれど、ライブでの盛り上がり方のタイミングが難しかった、あれ?私にリズム感ないだけかな。
「真冬の盆踊り」では途中でスピッツの「メモリーズ」を挟んで会場中ノリノリになったのも楽しかったな。
そして最後は「サヨナラBABY」。個人的にはこういう系統のフラカン曲が大好き。
彼らの出身地である、地元の名古屋国際センチュリーホール(すごく大きくて立派なホール)でライブができてうれしいという話や、普段のライブと規模が違うために物販が予想よりはるかに早く売り切れてしまったこと、もう名古屋より東京に住んでいる時間の方が長くなってしまったけれど名古屋に帰るとホッとする(はじめて圭介さんが名古屋人であることを認めた)こと等、圭介さんとグレートさんの軽快な話で進むMCもとても楽しかった。
スピッツがカバーした「ビューティフルドリーマー」については、「この曲の正解がわかった!」と言っていたけれど…やっぱりフラカンのが正解だと思う!
そうそう、フラカンも早くサブスク全曲解禁してほしい(切なる願い)。
アンコール・セットリスト
01.ヒバリのこころ
02.最高の夏
03.野生のポルカ
04.恋をしましょう
05.YAH YAH YAH(チャゲ&飛鳥のカバー)
アンコールはお互いが選んだお互いの曲を交互に共演。
マ)どうして「ヒバリのこころ」なの?
圭)好きな曲だから。30年前の曲なのに全然古くないのがすごい。
という圭介さんのコメントには共感しかなかった。
スピッツ+フラカンで本物の「野生のポルカ」が聴けたことにもとても感動した。
フラカンが本編で「恋をしましょう」をやらなかったので、アンコールかな?と思っていたらやっぱりそうだった。それもスピッツとの共演。「恋をしましょう」のメロの部分、ちょっとラップぽい感じになってるから、すごく新鮮だった。
いつかのロック大陸漫遊記でもこの曲かけてたし、マサムネさんの好きな曲なのだろう。しかも圭介さんとマサムネさんが交互に歌うとは…。
マサムネさんが「JUJU(と言ったと思う)と一緒に歌った時、めっちゃ目を見てきたのが恥ずかしくて歌詞が飛びそうになった(亀の恩返しの時かな?)」、みたいなお話をした後、グレートさんが圭介さんに暗にやれとけしかけていたのとかも面白かった。というか、ボーカル二人は結構シャイなタイプな印象。
そんでもってなぜか謎に寿がきやのすーちゃんが登場して、チャゲ&飛鳥の曲歌って大団円。
チャゲパートが圭介さんで飛鳥パートがマサムネさん、だったのだと思う。
選んだ理由は「盛り上がるから」。
マサムネさんが「若い人は知らないんじゃない?」と言ってたけれど、「YAH YAH YAH」知らない世代って、10代とかだとそうなるのかな。
基本的にアラフィフのおじさん達のライブだから、この選曲は間違ってなかった。
田村さんとグレートさんがスーちゃんとステップ踏んで楽しそうだったのも印象的だったなあ。というか、みーんな楽しそうだった。
名古屋まで行って良かった、そう思えるライブだった。