徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

関ジャムとSONGS

13日(日)に、札幌文化芸術劇場(hitaru)で行われた、あいみょんのライブ SIXTH SENSE STORYに行ってきて、とっても素晴らしいライブで感動した私。

その感想は後日にするとして、今日はスピッツ関連のテレビ番組について面白かったので少し書きたい。

 

ひとつはテレビ朝日系で放送された関ジャム 完全燃show

https://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/0202/

数々の名曲を世に送り出してきた「スピッツ」を特集!

 デビューから30年以上もの間、数々の名曲を世に送り出してきたスピッツ。彼らのファンを公言する川谷絵音ゲスの極み乙女。)、作詞・作曲家の杉山勝彦がその音楽的なスゴさと謎に迫り、“スピッツ音楽”をひも解いていく!
 難解で深い歌詞や、ボーカル・草野マサムネの歌声、独特な曲調などについて、川谷と杉山が熱く解説!さらに今回は、過去にスピッツのプロデュースを手がけた笹路正徳を直撃!川谷&杉山の疑問をぶつけることに!関係者しか知らない“スピッツ音楽の秘密”も明らかにしながら、その魅力をとことん掘り下げる! 

感想としては、「J-POPの皮をかぶったド変態」みたいなことをせっかく川谷絵音が言ってくれたので、そこをもっと掘ってほしかったなあとは思ったけれど、面白かった。

 

私も草野マサムネのこと日本で一番すごい作詞家だと思ってるし、川谷絵音の発言にはおおむね同意できるんだけど、歌詞の意味の考察には私はあまり興味がないので、「スパイダー」や「ロビンソン」の歌詞が怖いとかそういうのはあんまり共感できなかったかな。まあこのことについては川谷絵音本人もこう言っているし解釈はそれぞれだよね。

 

でも、番組でも言っていたけれど美しい歌詞にも読めるし怖い歌詞にも読めるようにできているところがすごい、というのはよくわかる。

スピッツの歌詞のすごさって、簡単な言葉なのに組み合わさるとエグかったりエロかったり、はたまたとんでもなく美しい表現になったりするところで、意味がどうとかよりもこの表現にこの言葉使うんだ!みたいな驚きがあって、私はそこが好き。

一見爽やかで可愛らしいけど、実は毒入りケーキ食べさせられてました!みたいな。

歌声や自分たちの持っている雰囲気を利用して、そういうことを半ば意図的にやっている時点でスピッツはやばい。

 

サブスク解禁されたことだし、「ラズベリー」とか「HOLIDAY」とか「ナイフ」とか、スピッツの変態ソングの真骨頂をぜひ多くの人に聴いてほしいなあ。

個人的には「田舎の生活」とかもほんとすごい曲だと思う。すごいきれいなメロディーで美しい情景を歌っている…と思いきやその全部が幻だったっていう展開も衝撃的。 

田舎の生活

田舎の生活

  • provided courtesy of iTunes

 

そして、歌詞に注目が集まりがちなスピッツだけれど、ちゃんと演奏技術の凄さにも触れてくれたり、歌唱法やメロディー構成についても解説してくれていたのがめちゃくちゃ良かった。ライブで見ると「渚」の崎ちゃんのドラムとか本当にすごいし、もっと注目されるべきだもの。

 

いつかどこかで絵音くんが思う存分スピッツについて語ってくれるのに期待したいなー。

というか、indigo la Endスピッツと同じ日に新譜出しているのに、スピッツの宣伝してくれて感謝しかない。indigoの今回のアルバムすごく良くて好き。個人的にはゲスよりindigo派。

 

 

そして、放送予定の延長に次ぐ延長となった(台風だったから仕方ない)NHK「SONGS」

http://www6.nhk.or.jp/songs/prog.html?fid=191012

眠い目をこすりながら観たよ。こっちはご本人様出演だし。

連続テレビ小説なつぞら」の主題歌「優しいあの子」をテレビ初披露!
広瀬すず草刈正雄吉沢亮、「なつぞらファミリー」からのメッセージも!
さらに、責任者・大泉洋スピッツスペシャル対談が実現。
大泉の縦横無尽トークで4人の知られざる素顔が次々に明らかに!

今年、連続テレビ小説なつぞら」の主題歌「優しいあの子」を担当した4人組ロックバンド・スピッツ。1991年にメジャーデビュー、代表曲「ロビンソン」の動画再生数が1億回を突破したことでも話題になった。今回、実に9年ぶりにSONGSに出演し、「優しいあの子」をテレビ初披露する。

今回、番組責任者の大泉洋スピッツのメンバーとのスペシャル対談が実現!「優しいあの子」がどのように生まれたのか?主題歌の制作依頼を受けて、北海道を何度も訪れたというボーカル・草野マサムネがこの曲に込めた思いとはー。今まで語られることのなかった主題歌誕生の裏側に迫る。さらに、「なつぞらファミリー」からスピッツへの心のこもったメッセージも!ヒロイン・広瀬すずをはじめ、草刈正雄吉沢亮が感謝の気持ちを伝える。

朝ドラトークだけではおさまらない。責任者・大泉がスピッツの素顔にズバズバ切り込んでいく。メンバーのプライベート、音楽制作へかける情熱、ニューアルバム「見っけ」にも収録されている最新曲への思いなど、普段あまり語られることがない彼らの素顔が明らかになる。

SONGSだけしか見られない、スピッツの魅力満載の30分!

 

SONGSに出るの9年ぶりなんだって!!

前回出た時の録画がまだレコーダーに入ってるからそんな前だなんて驚愕。

前回は「空も飛べるはず」歌ってたんだよなあ、新宿LOFTに行ったりしたやつじゃなかったっけ…?などと思いを馳せながら観た。

冒頭の大泉洋の「(スピッツは)優しい?」という問いかけと、スタッフの「優しいです。」のやり取りにほっこり。

スピッツ鈴井貴之氏ともお知り合い(ミスターは昔AIR-Gでパーソナリティをしていたので、音楽関係者とは割とお知り合いのはず。「雪風」繋がりもあるし。)だけど、大泉洋とは交流なかったのね。

 

スピッツメンバーがみんな草野マサムネが作る曲が大好きなの知っていたけど、改めてテレビで大泉洋からの「草野さんの曲にほれ込んでいるってこと?」という問いかけにみんながストレートに「うん」って返事をして、それにマサムネさんが「俺もこのメンバーじゃなかったら、こういう風にはできていなかった」みたいにお話されるところ、ファン的には超ぐっときた。

 

そして、曲の演奏は「優しいあの子」「ありがとさん」「ヤマブキ」の3曲。

たいていのテレビ番組ってあて振り(音源を流して演奏している風にする)がほとんどだなって印象だったんだけど、SONGSは本当に生演奏だったのがめちゃよかった。

 

てっきり3曲目は「見っけ」かもしくは「チェリー」とか「ロビンソン」とかの往年のヒット曲なのかと思っていたら、まさかの「ヤマブキ」! 

ヤマブキ

ヤマブキ

  • provided courtesy of iTunes

 

あれはヤマブキ 続くよ独自のロードムービー
陳腐とけなされても 突き破っていけ
突き破っていけ よじ登っていけ
崖の上まで

 ナレーションで言っていた通り「今のスピッツ」を表す前向きなロックナンバー。

「見っけ」のラストでもある爽快なこの曲をSONGSの最後でも歌ってくれて嬉しかった。

 

スペシャのV.I.P.はまだ全部見られてないのだ…。供給過多に慣れていなくてね…。あとミュージックステーションも見なくては!楽しみは続く。