徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

スピッツのニューアルバム「ひみつスタジオ」と新曲「美しい鰭」

ついにアルバムの詳細が発表されたスピッツのニューアルバム「ひみつスタジオ」。

毎度のことだけれど、曲名見るだけでウキウキしてしまう。

 

「ひみつスタジオ」収録曲

01. i-O(修理のうた)
02. 跳べ
03. 大好物
04. 美しい鰭
05. さびしくなかった
06. オバケのロックバンド
07. 手鞠
08. 未来未来
09. 紫の夜を越えて
10. Sandie
11. ときめきpart1
12. 讃歌
13. めぐりめぐって

 

このうち、すでに世に出ているのは「大好物」と「紫の夜を越えて」の2曲。

「Sandie」はゴースカ8のアンコールで披露された曲だけれど音源にはなっていないので、それをいれると11曲新曲!!

最近のアルバムってシングル曲ばっかりのパターンがあったりするので、スピッツのこの姿勢は嬉しい。

 

おまけに新曲の「美しい鰭」(劇場版『名探偵コナン黒鉄の魚影』の主題歌)がシングルリリースされるということで、カップリングの2曲も新曲!!!

近年はめっきりゆっくりリリースに慣れきっているので、こんなに供給があると途端に不安になってしまう。

え、こんな贅沢許されるの~!?って。

 

シングル「美しい鰭」収録曲

01. 美しい鰭
02. 祈りはきっと
03. アケホノ

あとデラックス盤のゴースカ音源に「ありふれた人生」と「あかさたな」入れてくれるのもめちゃくちゃいい!!ゴースカBlu-rayに入らなかったのちょっと残念に思っていたので運営の人わかってますね!!と声を上げて言いたくなった笑

 

劇場版『名探偵コナン黒鉄の魚影』の予告で「美しい鰭」が一部流れているのだけれど、あんなにファルセットを多用する曲最近ない気がするので新鮮だし、マサムネさんの良い声が堪能できそうでものすごく楽しみ。

 


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私はアニメ結構観るけど、実はコナンはあんまり通ってないので映画についていけるかだけが不安…(かろうじて灰原さんくらいまではわかるくらい)。

 

本当はいろいろ書きたいことあるんだけど、最近忙しいので今回はこのへんで。

またいろいろ情報が公開されたら感想とか書きたいです。

ドラマsilentとスピッツと音楽

先日最終回を迎えたテレビドラマ『silent』

目黒連さん演じる佐倉想が中途失聴者の役ということもあってか、ドラマの中では言葉や音、思いを伝えるということに焦点が当てられているシーンが多かった。

 

主題歌はofficial髭男dism(主題歌の「subtitle」名曲だし、ドラマにぴったりだった)だけれど、劇中ではスピッツの曲が物語のキーになっていて、ちょこちょこスピッツの曲やCDなどが登場する。

ストーリー自体がとてもよくて(とくに奈々ちゃんのエピソードが好き)、それに加えて私はスピッツファンなので、ドラマの中でスピッツネタが出てくるとやっぱり嬉しくなってしまう。

あと想くんの実家の部屋のシーンとかあるとついついどんなCDあるかな?などと思ってCDのジャケットに注目しちゃったりとか。

川口春奈さん演じる紬ちゃんがタワレコで勤務している設定だとか“音楽”はこのドラマにおいてかなり重要な役割を果たしている。

 

なんとなく登場してくるスピッツの音楽たちや、音楽とドラマ内の時系列が気になったので、それについて少しだけ書きたい。

 

 

スピッツ「魔法のコトバ」(シングル・2006年リリース)

第1話から全編を通してちょこちょこと登場するスピッツの「魔法のコトバ」。このドラマを象徴する曲になっている。

 

高校生の時にスピッツを聴いていると言った想くんに紬ちゃんが「あれ好き、ハチクロのやつ」と答えるシーンで「魔法のコトバ」が流れる。

その後、想くんから理由がわからないままに一方的に別れを告げられた紬ちゃんが偶然駅で想を見かけるシーンなどは、曲はかからなかったけれど「魔法のコトバ」の「また会えるよ 約束しなくても」というフレーズと重なるように思えた。

劇中で紬と友人のやりとりでもこのフレーズを模したものがあったし、おそらく意図的に「魔法のコトバ」と絡めた演出をされていると思う。

この流れが一番美しく響いたのが最終話のラストシーン、想くんが紬ちゃんの耳元でなにかを言った場面。

魔法のコトバ ふたりだけにはわかる

夢見るとか そんな暇もないこの頃


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想くんが何といったのかはドラマの中で流れなかった。

何を言ったか視聴者には知らせないことで、視聴者の想像力をかきたてつつ、ふたりだけがわかる「魔法のコトバ」をふと思い出させるような素敵な演出だった。

 

ドラマの時間軸が現在(2022年)だとすると、想と紬は26歳なので1996年生まれということになる。リリースされた当時は10歳。ハチクロの映画、ギリギリ観ていてもおかしくない…かな。後から観たかもだけれど。

個人的には、「誰も知らない バレても色あせない」のフレーズとメロディーのマッチ度合が最高に気持ちよくて好き。

 

 

スピッツ「フェイクファー」(アルバム・1998年リリース)

このドラマ全体を象徴しているのは、前述した「魔法のコトバ」だけれど、たまに登場するアルバム「フェイクファー」の曲がふたりの関係の変化を表していたように思う。

 

かなり前半(2話くらい?)で、タワレコの視聴機で紬が聴いていたのがこのアルバムに収録されている「楓」

”さよなら 君の声を 抱いて歩いていく”という歌詞で、耳が聞こえなくなって紬ちゃんから離れていった想くんの心情を表しているかのような曲。


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少し進んだ第9話で紬と想がこのアルバムの歌詞カードを読んでいるシーンがある。

想の「フェイクファー」はケースが乳白色ぽい色をしているので、おそらく初回盤のもの。

想や紬は1996年生まれ?と思われるので、初回盤は想ママか想パパが買ったものなのか、あとから中古屋で手に入れたものなのか、と変なところが気になってしまった。

ちなみに想くんママが捨てようとしたCDの箱に入っていたスピッツの「インディゴ地平線」や「さざなみCD」も初回盤だった。インディゴ地平線にいたっては1996年リリース!!

スピッツの「フェイクファー」の歌詞カードの歌詞はマサムネさんの手書きの文字で書かれていて、ジャケットもめちゃくちゃ評判が良かった(モデルさんがとにかくカワイイ)ので、「歌詞カードで読むのが好き」というエピソードに出すのにうってつけだと思う。

 

ちなみに第9話で想くんは「スカーレット」「フェイクファー」のページを開いてるな、どっちを読んでいるのかなと思っていたら、最終回でちゃんとここが回収されていて、丁寧に作られているなあと感心してしまった。

最終話、紬ちゃんのことが好きゆえに一緒にいるのがつらくなってしまった想くんが紬ちゃんに聴かせた曲が「魔法のコトバ」から、”離さない このまま 時が流れても ひとつだけ 小さな赤い灯を 守り続けていくよ 喜び 悲しみ 心ゆがめても 寒がりな二人を暖めて 無邪気なままの熱で”と歌う「スカーレット」になるあたりも物語に沿っていて素敵だなあと思った。


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スピッツ「みなと」(シングル・2016年リリース)

第5話(だったかな?)で、紬がスピッツの「みなと」のイントロを聴いて、ふられてしまった湊斗を思い出して電話をする場面がある。

この時前の曲のアウトロから(私にはストレイテナーの「シーグラス」のように聞こえた)、スピッツの「みなと」のイントロに切り替わってしまうので、知らない人はスルーしてしまうようなちょっとした場面。湊斗くんの名前の由来はこの曲なのだろうか。

「みなと」は特にスピッツファンでもない知り合い2人くらいから「みなと」がすごくいいよね」と言われたことがあるくらいの隠れた名曲。

大切な人の幸せを願って行動する湊斗というキャラクターにピッタリな気がする。

ちなみに桃野奈々ちゃんは「ナナへの気持ち」のナナちゃんから!?とか思ったけど、こちらはイメージ違うかな。それか「桃」からとか??それはないか…。

 


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YUKI「うれしくって抱き合うよ」(シングル・2010年リリース)

第9話で想くんが実家の家族たちと笑顔で話ができるようになり、妹の萌ちゃんとお姉さんと3人でCDを棚に戻すシーン。

お姉さんがYUKIの「うれしくって抱き合うよ」を見つけて、「私の!こんなところにあった!」と言うのだけれど、お姉さんは想の2歳上だから、お姉さんが16歳位にリリースされてる感じ。そんなに違和感ないかな?

YUKIちゃんが好きなお姉さん」というだけで、なんとなくこんなお姉さんなんだろうな~って想像できる。

うれしくって抱きあうよ

うれしくって抱きあうよ

  • YUKI
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

kroi「Balmy Life」(2021年)

第10話で想くんが紬ちゃんの聴こえないことが悲しくて、紬ちゃんのワイヤレスヘッドホンを付けて音量をどんどん上げる場面。たぶんkroiのこの曲だったと思う。

紬はタワレコで働いている設定なので、バリバリみんなに浸透しているほどでもないけど音楽好きにはもう知られていて、今っぽくておしゃれな感じもあるしで、kroi出してくるの絶妙だなと感心した。

この曲の歌詞のちょっと投げやりな感じとかも、この時の想くんの心情にあっていてまた絶妙。

Balmy Life

Balmy Life

  • Kroi
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

想くんの持っているCDたち

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全体的にスピッツ多い。

パッと見てもハチミツ(初回盤)、色色衣、惑星のかけら、とげまる、隼、シングルのスターゲイザー、正夢がある。裏返ってるのはさざなみCDとかかな?

あと右端には8cmシングル時代の楓/スピカも見える(オレンジのやつ)

他に私が認識できるのは、the pillowsの「RUNNERS HIGH」(私も持っている)、ミスチルセカオワアジカンフジファブリックの「VOYAGER」と「LIFE」、とブルーハーツも多め?

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こちらの箱にはback numberとthe pillowの「PIED PIPER

ロックリスナーではあるけど、割とメロディー重視でポップな王道路線な好きなんだな〜〜と思ったりして。

フジファブリックも志村さん時代じゃないところ聞いてる系なんだな、とか変なところに注目してしまった。

 

まだいろいろ観きれていないところがあると思うので、録画をまた見てみようと思ってます。

スピッツFCツアー Go!Go!Scandinavia Vol.8 参加しました

スピッツのファンクラブ限定ツアーGo!Go!Scandinavia vol.8(以下ゴースカ8)に参加してきました。

地方から参加なもので、11月12日(土)を熱望しつつ、13日(日)、10日(木)を第2・3希望にしていたところ無事第1希望に当選。

無事に横浜(ぴあアリーナMM)での2公演目に参加できました。

 

 

以下、関西公演はまだなので未参加の方はネタバレご注意ください。

 

実物大(だと思う)の過去の会報の表紙がならんだフォトスポット

私が会員になったのは、2列目の縦長3色会報時代(!!!)

 

 

 

 

ゴースカ、私はvol2から参加しているのだけれど、地元参加ではないの初!アリーナで


のゴースカ初!!どんなゴースカになるんだろう…とワクワクしながら会場へ。

かつてペニーレーン24でぎゅうぎゅうになりながら観たのとか、ZEPP SAPPOROの椅子席の時めちゃ後ろでなんにも観えなかったとか、写真撮影OKコーナーあったなあとかいろいろ思い出したりなんかして。

なんだかんだ椅子ありのアリーナ公演は圧倒的に楽だった…。

 

今回はいきなりセットリストを掲載(人気順表記は覚えているのだけです)

 

 

01.君と暮らせたら
02.三日月ロック その3
03.恋する凡人
04.俺のすべて
05.あかりちゃん
06.猫になりたい 12日の人気NO.6
07.桃
08.僕はきっと旅に出る
09.砂漠の花
10.紫の夜を越えて
11.仲良し
12.ナンプラー日和
13.謝々!
14.エンドロールには早すぎる
15.愛のことば
16.運命の人
17.8823
18.夜を駆ける 12日の人気NO.3
19.スピカ 12日の人気NO.2
20.大好物 12日の人気NO.1
EC1.あかさたな
EC2.サンディー(新曲)
EC3.1987→ 12日の人気NO.4

 

 

  • セットリストについて

この日の来場者の人気上位曲が選ばれている、ということでして。

私の選んだ3曲は残念ながら入っていなかったけど、割と納得なラインナップだった。

マサムネさん曰く「最大公約数になるから」、テツヤさん曰く「少数派でもいいいんだよ」と言ってくれたしね…少数派でいいんだよ。

 

ところで、マサムネさんは「あまりやっていないシングルの曲とかが人気だった」と言っていたけど、、、今回で言うと新曲系になる「紫の夜を越えて」とか「大好物」のこと言っていたのかしら???

今回はその「大好物」が1位。

個人的にはちょっと驚きだったんだけど、よく考えるとイベントや春フェスでは演奏されてるけどツアーではまだ披露されてなかったし、聞きたい人多かったのだろうな。

ちなみに、本編とアンコールの幕間に12日参加者の選んだベスト15がランキング形式で発表されたのだけれど、セットリストにはだいたいその曲が入っている感じ(すべてではない)。

トップ2~4はどれも納得のラインナップだった。

15位以内ではなくてセットリスト入りしていたのは、「恋する凡人」「俺のすべて」「仲良し」「ナンプラー日和」「謝々!」「エンドロールには早すぎる」「運命の人」「8823」あたりかな?逆に入っていて演奏されなかったのは、15位の「魔法のコトバ」だったように思う。

 

個人的に意外だったのは「砂漠の花」「僕はきっと旅に出る」が割と上位だったってこと。なんか「桃」「夜を駆ける」「あかさたな」とかは、これまでうっすら人気あるよなって感じる瞬間があって”やっぱり”って感じなんだけど、この2曲はちょっと意外だった。

「僕はきっと旅に出る」はあの最高だった横浜サンセット思い出した!

 

あと、「猫になりたい」についてもやっぱりいまだに人気あるんだなあ。

そう思ってたらメンバーもやっぱりそう思ってたみたいで、意訳ですけど、次のようなやりとりが。

マ ゴースカで「猫になりたい」がずっと1位だった時があって、殿堂入りしたんだけど、今回はちょっと下がってる。下がってるといっても上位の方にいるんだけど

田 今回、殿堂入りは解除されてて、ふつうにリストに入ってるんだよ

マ そうなんだ

私がファンクラブ入ったくらいのゴースカでは本当に「猫になりたい」が不動の人気NO.1だったので、ゴースカと言えば「猫になりたい」っていう刷り込みがあるので、6位でも「低い」って私も思ってしまった。

そして今回のセットリストでは「猫になりたい」が一番古い曲なのよね…。隔世の感があります。

 

 

  • ステージや座席のこと

ゴースカ初のアリーナ仕様ということで、アリーナ中央にはまさかの花道が(たぶん初だよね、驚)。

スタンド席やアリーナ後方席の人も楽しめるようにセンターステージが設けられていたりして、これはアリーナでなければできない演出。全会員を楽しませようとしてくれたスピッツチームに本当に感謝。

 

ちなみに毎回楽しみなような不安なような座席ガチャ……私の結果は……アリーナ席13列目でした!!!

 

関東のアリーナ公演でアリーナ席当たったの初めてかもしれない。しかもかなり前の席。

今年の夏イベの当選といい、ここにきてスピッツ周りの運がよくなっている感じ。ありがとう。

 

メンバーがセンターステージに移動してもそんな遠くなくて、むしろスピッツの演奏を後ろ側から観るという超貴重な機会を与えていただき良かった。

花道近くの席でもあったので、この日はコードレス(ふだんはコードレス否定派らしい)だった田村さんの花道での軽快な演奏もめちゃくちゃ近くで観られた!!!

 

ちなみにセンターステージで歌われたのは「仲良し」「ナンプラー日和」「謝々!」「エンドロールには早すぎる」の4曲。

この4曲、選曲が最高すぎて、特に「謝々!」の時、目の前の花道でテツヤさんがギターの綺麗なアルペジオ弾いているの見られてものすごい感動してしまった。

メンバーの位置も崎ちゃん以外、曲ごとにちょっとずつ変わって、スピッツのメロディーがそこで奏でられてる!!!!って思ったし、崎ちゃんのドラムを後からじっくりと観ることができたの本当に興奮した。手があちこちから出てくるようなドラム演奏すごかった。

 

あとやっぱりスピッツのライブといったら照明が素敵なのだけれど、今回はなんと言っても「エンドロールには早すぎる」。

ミラーボールが中央に降りてきて、ステージが回転しているかのように見える演出浮遊感があってすごかった。

 

  • MCや衣装など(覚えているもの)

会報で紹介されていたスーツのオーダー、試着の様子などがアンコール前に映像で流れたのだけれど、皆細いから似合う!!

テツヤさんの試着の様子をじーっと見る崎ちゃんの表情がどことなくおかしみがあって、会場からクスクスという笑いが起こっていた。

オーダースーツだから動きやすい、とのこと(テツヤさんだけはそうはいっても動きにくいよ、とは言っていたけれど)。

マサムネさんは紺色のだったんだろうか、ちょっと着慣れてない感じ。

田村さんはライトグレーで細かいチェック(?)柄ぽいの、テツヤさんは黒、崎ちゃんは濃紺だった気がする(正解はベルゲンの最新の会報に書いてあるのだろうけど、サラーっとしか読んでないので違ってたらごめんなさい)。

マサムネさんはスーツで演奏することについてスカパラみたいと言っていたけれど、スーツで演奏するスタイルも悪くないんじゃないかな~。ゴースカだけでお蔵入りさせないでほしいけど無理かも。

 

メンバー紹介(田村さん)の時だったかな?

ライブの前日に結成されることが発表されたYOSHIKIHYDESUGIZO、MIYAVIのバンドのことに触れて「あのバンドにはベースがいない」という話になり、

田「俺んとこに電話が来るんじゃないかって思っていたら、携帯に着信があって…」

マ「非通知じゃなかったの?」

田「番号が出ていたから出たら、au(の営業)だった」

冗談なのわかってるけど、田村さんこの4人の中に知り合いいたんだろうか。SUGIZOあたりとは知り合いでもおかしくなさそう。

田「あのメンバーの中に、フラカンのグレートとかいたら面白いと思う。オーバーオール着たやつとかいてもいいと思うんだよね。グレートと俺二人で入るのどうかな」

マ「え、ベースが二人なの?じゃあ田村は何で参加するの?走る人?」

 

お話の部分は私が覚えているニュアンスなので多少違いますが、このトーク面白かった。

 

新曲「サンディー」

表記があっているかは不明だけど、「サンディー」と言ったと思う。

イントロの入りがちょっと変わっていて、軽快なスピッツらしい新曲。

前のゴースカで新曲として披露された「悪役」や「ヤマブキ」のように次のアルバムで聴けるといいな(たまーにお蔵入りしてしまうことがあるので)。

 

 

 

ライブの内容が最高過ぎて、忘れていることも多々…。

有明サンセットのこともまだ書きかけなので、何か思い出したらまた書きます。

この内容が映像化されるなんて最高過ぎる。

 

ロックロックこんにちは ver.24~なにわ24ぎ発見!?~ DAY1 に行ってきました

書くのが遅くなりましたが、初ロックロックこんにちは行ってきました。

MIKKEツアー以来の大阪!

Zepp Nambaです。

 

スピッツはもちろんなのですがマカロニえんぴつも四星球も最高過ぎた…。

入場整理番号は900番台だったのですが、前から3ブロック目位に入れたの意外だった。

入場者数が定員より少し少なめに設定されていたらしく、スタンディングにしては超快適に見ることができたのも良かったなあ(とはいえ入場整列から考えると4時間超の立ちっぱなしはかなり疲れた…)。

 

さてさて、ライブの超簡単な感想です。

 

 

マカロニえんぴつ

 

今年のビバラでも観たし、ワンマンにも行ったことあるマカロニえんぴつ。

出てきて最初に引き始めたイントロにまず「!!!」となった。

なぜならスピッツの「愛のことば」のイントロだったから。

「愛のことば」のサビをワンコーラス歌ったあとそのまま「レモンパイ」のピアノの軽快なイントロが流れてきて「こう来るか~!!!!」と痺れてしまった。

マサムネさんもあとからMCで「はっとりくんのあの声で歌ってもらえて感激した」とお話されていたけど、良い声!!

(たまーにミスチルの桜井さんに声似てるっていう人いるんだけど、ちょっとだけわかる気がしないでもない。)

 

「愛のことば」ははっとりさんのtwitterで聴くことができるのでぜひ↓↓

 

MCはスピッツとの思い出について。

小学生くらいの時にはっとりさんのお姉さんが車の中でよくスピッツをかけていた(はっとりさんには選択権は与えられなかった)ので、スピッツ=ドライブのイメージがある(ただし車は青くなかった)とのこと。

お姉さんとは音楽の趣味が合って、車の中でスピッツaiko、ゆず等がかかっていたこともお話されていた。

ちょうどマカロニえんぴつのメンバーくらいの世代だと、バリバリ売れてたとかってよりは家族の影響とかでスピッツと出会ってきた人が多いのだろうか。

 

「こんな若造をイベントに呼んでくれて感謝してます!」みたいなことも言っていたけれど、いやいやいやマカロニえんぴつレベルがそれ言う!?ってくらい十分売れっ子バンド。

私としては今現在若い子たちに支持されているバンドがスピッツとこうして共演してくれることが嬉しいです。

 

後半は「恋人ごっこ」「ヤングアダルト」「星が泳ぐ」「なんでもないよ、」とマカロニえんぴつの代表曲の連発、バンドの勢いを感じた。マカロニえんぴつのピアノのアレンジがとても好き。

あとは個人的にはライブで久々に聴いた「ヤングアダルト」がやっぱり良かった。

ヤングアダルト

ヤングアダルト

  • マカロニえんぴつ
  • ロック
  • ¥204

 

1.愛のことば(スピッツのカバー)
2.レモンパイ
3.はしりがき
4.洗濯機と君とラヂオ
5.たましいの居場所
6.恋人ごっこ
7.ヤングアダルト
8.星が泳ぐ
9.なんでもないよ、

 

 

四星球

 

事前の北島さんのtwitterスピッツネタをたっぷりしこんでいることは明かされていたので、何をするのか!?というワクワク感に包まれていた四星球。

登場から退場まで怒涛のスピッツネタで畳みかけて、スピッツファンの心を鷲掴みにした。

 

メンバーはスピッツのアルバムのジャケットにまつわる扮装をしていて、個人的には「ハチミツ」の(ジャケ写の)女の子と「ハヤブサ」の(ジャケ写の)の走っている人ネタがめちゃくちゃツボだった。

 

四星球のライブではおなじみ中のおなじみ、「鋼鉄の段ボーラーまさゆき」や「クラーク博士と僕」といった曲ででさんざん盛り上げて(そもそも四星球の曲メチャクチャ良い曲いっぱい!)、おそらく人類の誰も観たことがなかったであろう(「チェリー」の)ボトルに入った夢を渡る黄色い砂を見せてくれたり、本当にスピッツネタが山盛りだった。

 

北島さんのMCは中1の時、かわいがってくれていた中3女子の先輩との間で「スピッツの曲で何が一番好き?」という話題になった時のお話について。

北島さんが「恋は夕暮れ」と「バニーガール」で決められないと答えたら、先輩が「じゃあ私は「恋は夕暮れ」にするからあんたは「バニーガール」ね」と言われてドキドキしていたけれど、その後その先輩には彼氏ができて疎遠になってしまったというちょっと切ないものだった。

でもそれがそのあとMr.COSMOの時にバニーガールの格好で「バニーガール」をフルコーラス歌うという前振りになってるのだけど↓↓

 

ラストナンバーは「薬草」、これ歌詞がすごく良い。盛り上がるし四星球で一番好きな曲。

薬草

薬草

  • 四星球
  • ロック
  • ¥255

 

最後に完成したWE❤️SPITZの段ボールのボード、愛が溢れていて素敵だった。

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それにしても段ボールのクオリティ高くてすごい。毎回作ってネタ仕込んでるの純粋に尊敬できる。

 

1.鋼鉄の段ボーラーまさゆき
2.クラーク博士と僕
3.UMA WITH A MISSION
4.君はオバさんにならない
5.Mr.COSMO(間にスピッツのカバーで「バニーガール」)
6.薬草

 

 

スピッツ

 

カバー曲がこの日はBOOWYの「ONLY YOU」だったのとアンコール以外はロックのほそ道初日と同じセットリストだった。

 

にしても今年のカバーは浜崎あゆみBOOWYって時代の寵児になった人たちセレクトなのだろうか。どちらも意外で楽しかったけれど。

ちょうど後ろに制服を着た女子高生二人組がいたのだけれど、「何のカバーかわからない」「タイトル聞いてもわからん」と言っていた。

まあ、そりゃそうだろうなーと思う。あゆでも正直若い子にとっては懐メロって感じだろうし、BOOWYに至っては私もギリギリ。

 

ちなみに田村さんはドラムのモリスさんが扮装するSUPER BEAVERの渋谷龍太さんのネタ(偽渋谷龍太)が大好きらしく

それを聞いて準備したのかわかんないけど、幕間のクイズコーナーで偽渋谷龍太登場したのにめちゃくちゃ笑った(隣にいたマカロニえんぴつが「(murffn discsの)直の先輩なので…」と笑えず反応に困っていたのがまた面白かった)。

 

この日のアンコールは「ハチミツ」と「君は太陽」で、「ハチミツ」大好きマンな私は歓喜したのでした!!

 

 

ロックロックこんにちはは来年25周年ってことでなんか大きいイベントがありそうな匂わせがあって閉幕。

ライブ終わった後足ガクガクだったけど、めちゃくちゃ楽しくて大阪まで来た甲斐がありました。

 

次は有明サンセット、、、もちろんライブは最高でした。感想はそのうち書くと思います。

 

ロックのほそ道2022 9/7に行きました

ロックのほそ道、初参加してきました。

ジョジョジョジョの奇妙な冒険)の軽いオタクなので、仙台に来るのは2017年に開催されたジョジョ展以来2度目。

前回来た時ジョジョのマンホール探して仙台の街中を歩いたので、地理も問題なかったです、ありがとう荒木先生。そして大好き仙台(都市の規模的にも札幌に近い感じで落ち着くというか安心感あって大好き)。

 

強い雨が降るなか、仙台サンプラザホールへ。

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当選したのは立ち位置指定席だったので1階席の一番後ろ。でもすごく観やすかった。

座れないのは多少アレだけど、手すりというか柵もあったし観やすさ的にはかえってここで良かったかもと思うくらい。特にほそ道は東北在住者優先っていうイメージが個人的にあったので、チケット取れただけでも本当にありがたい。

 

スピッツ主催の夏イベントは、東日本大震災後の新木場サンセット以来なので、イマイチ勝手がわからんな…と思いつつ、ワクワクしながらステージ上でのスタッフさんたちの楽器のセッティングを見ていました。

 

さて、ネタバレNGの方は以下ご注意を。

 

 

 

ステージが暗くなり、スクリーンに事前に収録されたスピッツのメンバーが映し出された。3年ぶりの開催を喜ぶ姿が見られ、ワクワク感が高まる。

この日登場する2組のバンドについて、SUPER BEAVERは「アイラヴユー」がコロナ禍の街中でよくかかっていたのを聴いていて大きなバンドになってもう出てくれないかと思っていたので嬉しいということ。ズーカラデルについては、スピッツのメンバーで2月にライブを観に行って(あとからテツヤさんだけ言ってなかったことが明かされた)すごく良かったなどとお話しされたあと、ステージが始まった。

 

 

SUPER BEAVER

ステージのセッティングで察していたけれど、トップバッターはSUPER BEAVER

ライブで観るのは初めて。めっっっっちゃ良かった。ここ何年かライブ見たアーティストの中でもダントツ好き。

 

実ははじめあまりにもまっすぐな歌詞の感じに「これは苦手なタイプかも…」と勝手に思ったりもしたのだけれど、SUPER BEAVERの曲には嫌悪感を抱かなかった。むしろ好き。

どの曲を聴いても渋谷さんの歌う歌詞がすっと入ってくる。

これはなんでなんだろうな?って思ってたのだけれど、今回ライブで観てなんとなくその理由がわかった気がする。

 

今回のロックのほそ道ではライブ中に声出すことは禁止されていたのだけれど、そのことについて渋谷さんがしたMCがとても印象的で。

”このライブでは声を出すことはできないことになっている。けど本当に欲しいのは声とか表情とかじゃない。綺麗事に聞こえるかもしれないけれど本気は(声とか表情がなくても)伝わると信じている”

すごく素敵なメッセージ、率直にいいなと思った。

そしてたぶん、こういうまっすぐな思いがSUPER BEAVERの曲に込められていて、うわべの言葉だけではないからこんなに響くんだな。

「ライブ中の発声禁止」についていろいろなところで物議を醸すことがあるけれど、個人的にはSUPER BEAVERのスタンスに共感するし、こういう言葉を伝えてくれるアーティストは信頼できると感じる。

 

さてライブの内容に話を戻すと、1曲目「27」のあとで、オープニングでの「バンドが大きくなったのでもう出てくれないと思っていた」というスピッツの言葉に「大好きなスピッツに呼ばれたら前日にブラジルにいても駆けつける」、さらに「与えられた35分間を全力で」と話したとおり本当に素晴らしいライブだった。

 

特に終盤の「東京」「アイラヴユー」の愛に溢れた2曲は盛り上がりの含めてとても感動的だった。声出しできないのが残念と思うくらいに。

でもコールアンドレスポンスはできなかったけれど、メンバーからの気持ちは伝わったし、おそらく観客の気持ちもメンバーが受け止めてくれたと思う。

アイラヴユー

アイラヴユー

  • provided courtesy of iTunes

 

たいていのバンドがI love youなんて歌ったらクサいなあとか、いまいち信用できないなって思ってしまうのだけれど、それをわかっててあえてこの言葉を届けてくれている。そして渋谷さんが歌うとめちゃくちゃ説得力があるのだ。ひねくれ者の私でも「愛って素晴らしーい!!」と思ってしまうほどに。

 

スピッツが「正夢」で「愛は必ず最後に勝つだろう そういうことにして生きていける」と歌っている(奇しくもこの日のスピッツのセットリストに「正夢」が入っていた)のに通じるものを感じる。

SUPER BEAVERのラヴはとてもセクシーでかっこいい。

 

今回大好きな曲である「青い春」を聞けなかったので、いつか必ずライブで聴きたい。

 

セットリスト
01.27
02.名前を呼ぶよ
03.証明
04.ふらり
05.東京
06.アイラヴユー

 

ズーカラデル

札幌出身のバンド、というだけで応援したくなってしまうけれど、そいういうのを抜きにしても良い曲を作っているズーカラデル。

とてもあたたかくて楽しいライブを届けてくれた。

「曲をいっぱい演りたいからあまりしゃべるなと言われている」「SUPER BEAVERかっこよかったですね、SUPER BEAVERのようにはできない…できないっていっちゃだめだな、俺たちにできるライブを届けます」等のMCが微笑ましかったけど、お客さんにも曲の良さがめちゃくちゃ届いていたと思う。

 

特に故郷の歌を聴いてください、と言って演奏されたシーラカンスがめちゃくちゃ好きだ。

シーラカンス

シーラカンス

  • ズーカラデル
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

歌詞には札幌に生まれ育ったものなら皆が知っている創成川が出てきたりなんかして札幌の街並みやこの曲の描く世界が頭に浮かぶ。同郷フィルターだけではなくて、メロディーもちょっとフックがあって面白みがあってとてもいい。

今の時点での彼らの代表曲である「漂流劇団」「アニー」のように愛される曲になっていくといいな。

 

【セットリスト】
01.未来
02.漂流劇団
03.ピノ
04.友達のうた
05.ノエル
06.シーラカンス
07.アニー

 

スピッツ

ズーカラデルからスピッツへの転換時、いつも以上に時間がかかっていた。

田村さんのエフェクターに何らかの不調があったのか、スタッフが5,6人くらいずーっとベースのエフェクターのところで何やら作業をしていて不穏な感じであった。

だいぶ待つことになったのでちょっと心配になったけれど、なんとか無事スタート。

 

「恋する凡人」「野生のポルカとアップテンポなナンバーで始まり、簡単な挨拶のあと崎ちゃんの長めのドラムイントロがはじまる。

リズムの感じで「愛のしるし」かな?と思ったけれど、なんとなんとラズベリーだった。ライブで聴くのはフェスティバリーナの時以来だろうか。

相変わらず軽やかに歌っているけれどスピッツらしさ満点の究極のエッチソング。

崎ちゃんのドラムが刻むリズムが楽しくて最高だった。

ラズベリー

ラズベリー

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この季節にピッタリな「夏が終わる」、横浜サンセットで聴いた感動をまた思い出すと同時にちょっとシティーポップぽい雰囲気とか三輪さんとマサムネさんのギターのメロディーがそれぞれかっこいいなあと思いながら聞いていた。

夏が終わる

夏が終わる

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夏のイベントですっかり定番になったカバーはなんとなんと浜崎あゆみ「Boys&Girls」

最近RADWIMPSの「前前前世」とかサカナクションの「新宝島」とか後輩バンドの代表曲をカバーすることが多かったので意外なチョイス過ぎて面食らってしまった。

まあでもかつてのゴースカのお土産カセットで華原朋美の「I'm proud」もカバーしてたし、こっちのパターンもそういえばあったな…。

スピッツver.の「Boys&Girls」、演奏は原曲を活かしつつゴリゴリのロック。

浜崎あゆみの歌はあの時の彼女が持っていた特有の切なさと力強さが合わさった独特のパワーみたいなものがあるけれど、マサムネさんが歌うとより切なく寂しげに聴こえる。儚さの方が勝る表現というか。

 

MCではSUPER BEAVERの渋谷さんを日本のロックスターの系譜に連なる感じのかっこよさがある、甲本ヒロト吉井和哉→渋谷龍太、みんな柳のようにしなやかな感じ、と評していた。

それについての渋谷さんのtwitterがコレ↓

 

ロビンソンなし!チェリーなし!空も飛べるはずなし!涙がキラリ☆なし!

ついでにこれは割かし珍しく8823なし(最近1回あった気もする)!

SUPER BEAVERファンとかは付いてこられたのかなと思う大変攻めたセットリストだったけれど…個人的には大変満足度が高かった。

 

満足度と言えば、アンコールの1曲目がね…「古い曲をやります」って言って

なんとなんと「白い炎」

心の中でちむどんどん風に「まさかやー」と叫んでしまったよ。

サビの ”燃やせ! 燃やせ! 白い炎よ まわせ! まわせ! 地軸をもっと” のところとかめちゃくちゃライブ映えするのでもっと演奏したらいいのでは。

アルバム「惑星のかけら」の曲って割と最近ライブでちょこちょこ演奏するなあと思っていたんだけれど(「シュラフ」とか「波のり」とかその辺も)、まさか「白い炎」が来るとは…この曲聴けただけでも仙台まで来たかいありました。

白い炎

白い炎

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ラストは近年のスピッツ曲の中でもバンドのアンセムでもある(と勝手に思っている)「醒めない」で大団円。とても楽しかった。

 

【セットリスト】
01.恋する凡人
02.野生のポルカ
03.ラズベリー
04.夏が終わる
05.正夢
06.Boys&Girls(浜崎あゆみのカバー)
07.メモリーズ・カスタム
08.けもの道
09.大好物
EC1.白い炎
EC2.醒めない

 

次はロックロックこんにちは!の1日目(四星球とマカロニえんぴつとの方)に大阪へ行きます!!