徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

劇場版 きのう何食べた? 主題歌にスピッツが決定!

劇場版『きのう何食べた?』の主題歌がスピッツ「大好物」に決定!!!

数日前から公式twitter上で主題歌を担当するアーティストのヒントが出されていて、「男性ロックバンド」「結成からメンバーが変わっていない」等からスピッツじゃないかな~と思ってたのだけれど、やっぱりそうだった。

 大好きなドラマなので、その劇場版の主題歌なのめちゃくちゃうれしい。

 

Youtubeのプレミア公開で主題歌発表の時、内野聖陽さんが「西島さんに縁の深い方たちなんですよね?」と仰っていて、西島秀俊さんが「ただの僕がファンなだけです!」って仰っていたのもよかった。


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ドラマの内容に合っていそうな温かい感じの曲。

劇場で見るのが楽しみ。

個人的に内野さんが演じるケンジが好き。硬派な演技もできるのに繊細なお芝居される内野さんってすごいなってなるし、西島さん演じるシロさんの真面目さや美味しそうなご飯の数々!

そこに流れるスピッツの「大好物」ときたら絶対最高なんだろうな〜。

 

西島さんは謙遜されていたけれど、西島さんとスピッツはやはり縁があるよね、私も思う。

回数とかじゃなくて、印象的な作品が多いというか。俳優としての西島秀俊さんのイメージとスピッツが合っているっていうのもあるのかもしれない。

 

西島秀俊さん×スピッツで浮かぶのは、まずはやはり海でのはなし。

 

札幌のシアターキノ(映画館)まで観に行ったのが懐かしい。

ラストの方でかかる「ホタル」のところ、西島さんの演技が曲にぴったりあっていてすごく好き。

スピッツの曲をモチーフにした作品なので、ストーリーは正直薄め。ファンの方以外が観て面白いかどうかはちょっと客観的に判断できない。

けれど、宮﨑あおいさんも本当に本当にかわいい(主人公の名前が楓ちゃん)し西島秀俊さん演じるハカセも素敵で、そこに流れるスピッツの曲たち、という個人的「好き」が詰まっている作品。

 

余談だけれど、好きが詰まっていると言えばもう一つ、アニメ版の「ハチミツとクローバー」がある。タイトルのハチミツ=スピッツ、クローバー=スガシカオ、から作者の羽海野チカがつけたのにちなんで挿入歌がスピッツスガシカオの曲で埋め尽くされている。

「夜を駆ける」がかかるシーンが印象的だし、「田舎の生活」とか「魚」の使われ方もめちゃくちゃ良い。

ハチクロのアニメは確かスピッツサイドからシングル表題曲以外なら使ってよいという話があっての選曲だったようで。

それによって「有名ではないけどファンが思うスピッツの名曲」が使われていて、繊細なハチミツとクローバーの人物描写にピッタリ来ているという、全スピッツファンに視聴していただきたいアニメになってると思う。

ちなみに主役?である竹本くんのCVが神谷浩史さんというのが個人的にまた最高なんだよな(神谷さんのラジオのファンなので)。

 

話がそれてしまったけれど、あとは西島秀俊さん主演ドラマ『僕とスターの99日』の主題歌が原田真二さんのカバーで「タイム・トラベル」

タイム・トラベル

タイム・トラベル

これもすごく好きな曲。

ドラマはキム・テヒさんがとにかく綺麗で、当時流行してた韓国ドラマの流れかポップなラブストーリーだったと記憶している。

「タイム・トラベル」は松本隆さんの作詞曲でマサムネさんが風街meetingで歌われていたのは知っていたけど、後にスピッツのカバーでリリースされたのはとても嬉しかった。

 

それとスピッツのベストアルバムのCMですかね。あれも素敵だったな。

 

というわけでツラツラ書いたけれど、まとめるととにかく映画が楽しみだなってことです。

早く「大好物」もフルで聴きたいな。

一年のうちに新曲2曲も聴けるなんて贅沢すぎる!!

 

 

再会へ!スピッツのNEW MIKKEツアーの感想

17日と18日に北海道真駒内セキスイハイムアリーナで行われたスピッツのNEW MIKKE TOUR2021に行ってきました。

北海道でのライブはブラックアウト(地震で2日間丸々停電した)のすぐあとのFM ROCK KIDS のイベント以来。そして残念ながら中止になってしまったMIKKEホールツアーの代替公演。

本当に本当に楽しみにしていて、ライブが始まったらどんな気持ちになるかなあと想像していたのだけれど、想像した以上に笑顔と涙でぐちょぐちょになってしまった。

 

 

まだツアーは宮城と大阪を残しているので、ネタバレ注意で以下感想です↓↓

 

 

 

 

ステージセットはMIKKEのアリーナ公演と同じ(に見えた)。

立方体の枠で積み上げられたセットは夜の都会のビル群のようにも見え、その中に映像が映るキューブ型のモニターが散りばめられている(最近ワールドトリガーに激ハマりしたのでトリオンキューブに見えて仕方なかった…)。

今回珍しくアリーナのかなり前方席だったので、まったく見えていなかったけれどマサムネさんが歌うマイクの前にはこれもアリーナ公演と同様(あまり使われないでおなじみの)お立ち台が設置されていた。

 

アルバム『見っけ』の曲ではアリーナ公演で観た時も思ったけれど、「まがった僕のしっぽ」が演奏・歌ともにすばらしい。

特に印象に残ったのはマサムネさんのボーカル。途中からガラッと曲調が変わり、テンポが速くなるところくらいからスタンドマイクを握って歌うのだけれど、そこの歌唱がとにかくカッコいい。正真正銘ロックバンドのボーカルだった。 

まがった僕のしっぽ

まがった僕のしっぽ

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あとはやはり「快速」が楽しい。

音源を聞いていても間奏部分のベースが気持ちいい曲で、ライブになるとベースの田村さんとギターの三輪さんの音がより一層気持ちいい。

ライブ映えする曲なので、これからもちょこちょこライブで演奏してほしいな。 

快速

快速

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そしてタナソーさんのpodcastを聴いて以来、「優しいあの子」ではドラムのリズムを意識して聴くことが多いのだけれど、やっぱり崎ちゃんの刻むドラムの音は粒だっている感じがする。

エスカルゴ」みたいなドラムが目立つ曲はもちろんだけど、「優しいあの子」においてもとても存在感がある。

 

2日目のアンコールのメンバー紹介の時に崎山さんが話した内容がとても印象的だったのでご紹介したい。

34年前に文化服装専門学校の夏祭りでライブをしたとき(34年前の7月17日この夏祭りでのライブがスピッツとしての初めてのライブ出演だった)、10バンドが出演してそのうち5つのバンドでドラムを叩いた。

部長をやっていたので自分の出演を1個おきにして、スピッツは一番最後の出演だった。終わった後に友達が「トッチー(﨑ちゃんのあだ名、栃木県出身だから笑)は最後のバンドが一番似合うね」って言われたんだよね。

 そのお友達すごい見る目あると思いません!?スゴイ!

 

 

ここまで順不同で感想を書いてしまったけれど、ちょっとセットリストの順番に戻します。

 

OPを飾る「見っけ」~「エスカルゴ」までの流れはアリーナ公演と同じ。

 

このまま同じ構成で行くのかな?と現実感のないままフワフワしていたところに来た「稲穂」で早くも涙腺が崩壊してしまった。

「稲穂」はイントロがなくマサムネさんのアコースティックギターと歌だけで始まり、Bメロからバンドのアンサンブルがガッと乗ってきて、楽しいリズムを刻む曲だ。

スピッツの曲らしくちょっと哀愁がありつつ「稲穂」という言葉のイメージから受けるような豊かさや美しさが表れている。サビではベースの田村さんも楽しげに体を縦に弾ませながら弾いている。

やっとスピッツのライブに来ることができたんだな、とこの時あらためて思ってそしたらなんだか無性に泣けた。

すごく切なく響く時もある曲だけれど、この日の「稲穂」には多幸感を感じたのでした。

稲穂

稲穂

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 遠い国の景色 今 君に見せたい

最後の花火を二人で打ち上げようよ

 泣き笑いドラマよ続け 夕焼けが僕らを染めていた

 

 

ところで今回の札幌の会場は「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」。

1972年に札幌で開催された冬季オリンピックのために建てられたものでフィギュアスケートやアイスホッケーの会場になった場所。まあ言ってしまえば相当古い。

会場の印象としては大阪城ホールを二回りくらい小さくしたたような感じで、会場の天井にはちょっと不思議な円形のライトが複数設置されている。天井は平らではなくて波型のようにでこぼこ。メンバー曰く“昭和レトロ”な感じの雰囲気。

大昔、大学の友人に誘われてゆずを観に来て以来の会場だったのだけれど、マサムネさんが「音がいい感じに聞こえる」と言っていたり、テツヤさんに至っては「ラジオデイズの間奏は今まででここが一番映える」と言っていた。

なので、2日目の「ラジオデイズ」の間奏のときに天井を見上げてみたら、テツヤさんの言うとおりライトが独特の雰囲気の天井にあたる様子が確かにとても素敵だった。ステージからみるとまた格別なんだろうな。

 

かなり久々に聴けて嬉しかったのは2日目に演奏された「水色の街」

水色のライトのなかでミラーボールの灯りがキラキラ雫のように輝いて、まるで水の中にいるような美しい照明に照らされて、ゆったりとその中を泳いで進んでいくようなマサムネさんのボーカル。

そしてスピッツの楽曲の真骨頂であるテツヤさんのアルペジオ

この日34度まで上がった札幌の炎天下にフーッと涼しい風が吹き抜けていくようだった。 

水色の街

水色の街

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青い車もメロ部分でアルペジオの旋律に溺れるような感覚を感じた。何年経ってもスピッツの夏の曲って言われたら、個人的にはこの曲が最初に頭に浮かぶ。

ちなみに1日目では「水色の街」のところは2ndアルバムの「プール」が演奏されていた。これも昔の曲だけれど夏らしい人気のある曲。

「プール」ももちろん嬉しいけれど、個人的には「夏の魔物」を夏の暑い時期に聞いてみたい。いつか叶うかな。

 

 終盤の「渚」「8823」「俺のすべて」がかかると否応なしにテンションが上がり楽しくなってしまうのはもはやスピッツファンの性かもしれない。何度聞いても盛り上がるし楽しい。

 

そして本編ラストは最新曲「紫の夜を越えて」

このツアーを締めくくるのにふさわしい曲だ。

コロナが変えてしまった私たちの日常。「もう前の通りには戻らないかもしれない」それは東日本大震災の時にも強く思ったことだった。

北海道に住む私にとっては数年前に起きた胆振東部地震による2日間に渡るブラックアウトも価値観を変える大きな出来事だった。

でもそうした出来事を経て、完全に前のとおりではないけれどまたライブに来ることができている。


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紫の夜を越えていこう いくつもの光の粒

僕らも小さな ひとつずつ

なぐさめで崩れるほどの ギリギリをくぐり抜けて

一緒にいて欲しい 遠くまで 潤み始めた 目を開いて

紫色の夜を越えて

こうして私の大好きなスピッツのライブを観ることができているというその事実がただ嬉しかった。きっと紫の夜を越えていけるはずだと、スピッツの演奏を聴きながらそう思った。

 

アンコールは1日目が「群青」「猫ちぐら」「ヤマブキ」

2日目が「恋のうた」「野生のポルカ」「ヤマブキ」だった。

これも習性か「恋のうた」が演奏されると異常にテンションが上がってしまう。アンコールで聴けて嬉しかった。

あとなんといっても心の中では大声で歌ったけれど「野生のポルカも楽しすぎた。はやくみんなで"細道駆ける 最高の野生種に"って大声で歌える日がきますように。

 

以下印象に残ったMCなど

定番となりつつあるマサムネさんのプチカバー
1日目は優里のドライフラワー
サビの声張り上げるところで(キーが)高いと言っていたけれど、歌い出しのキーがそもそも高かったからではないかと思った。 

2日目はLiSAの「紅蓮華」
「優しいあの子」から徐々に最近のヒット曲に変わるというのを前やっていて、前はこんなの、といって米津玄師の「Lemon」を歌ってくれた。そこから去年だったらこれかなーといって「紅蓮華」を。
「来月ここ(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)でLiSAさんがライブやるらしいのでよろしく言っておいてください…面識ないんですけど」と謎のMCをしていて笑ってしまった。

さらに「次はNiziUを歌います」と続けて、観客席が盛り上がるもテツヤさんに「NiziU」は腰がもたないから無理!と言われて終わった笑


2日目は会場名である「セキスイハイム」にちなんで、積水ハウスセキスイハイムのCMソングどちらも歌ってくれたのだけれど、この2つは全然別の会社だということです。マサムネさん曰く「セキスイハイム積水ハウススピッツSMAPくらい違う」とのこと。
ちなみに積水ハウスのCMソングの作者は小林亜星さん。亜星さんリスペクトです、ということで歌ってくれた。セキスイハイムのCMソングも歌って大盤振舞い。

 

田村さんは2日目のメンバー紹介のお話が面白かった。

田)「8823」の時(会場のスクリーンに)静止画が動くでしょ 
マ)静止画が動くの!?(←確かに言葉だけで聞いていたら変な感じ)
田)うんそう静止画がビューンて、みんなはわかるよね?
  その時、静止画は選べないからさ、たまに白目になってる時とかあって。

  今日の俺大丈夫だった?
会場)………(静止画がビューンて動くから白目かどうかわからない)
田)あと縦に4分割されてメンバーそれぞれが映る時、たいてい俺写ってないんだよね。マイクだけが写ってたりする
会場)………(リーダーいつも暴れてるからな…)

田)今度ワイヤーとかで客席でベース弾いてスピッツを観てみたいな
マ)俺も見てみたいな。スピッツの歌真似とかする人いるじゃない?その人に歌ってもらって客席から見たい
田)でももうそれスピッツじゃなくない?

このやりとり聞いてて田村さんわざとスクリーンに映らないようにしてるのでは⁉︎と思ってしまった。だって田村さんいつも4分割の時背中向けてたりするから…。

 

 テツヤさんは1日目のMCがめちゃくちゃ感動的で

「みんな力をもらったって書き込みとかしてくれるけど、俺らの方が100倍くらい力をもらって東京に帰ってる。そのことを忘れないでください、ありがとう」

(MCはどれも私の記憶なのでちょっと違うところもあるとおもいます。ご容赦ください)

って言ってくれて本当にファン冥利につきると思ったのでした。

 

上にも書いたけど崎ちゃんがスピッツが一番似合うドラマーで本当に良かった。

またお互い元気で次のライブを楽しめるよう願ってます。

 

マサムネさんの最後の「またお会いしますよ」が無性に嬉しかった。またお会いできる日まで。

 

セットリスト

01.見っけ
02.はぐれ狼
03.けもの道
04.エスカルゴ
05.稲穂
06.遥か
07.快速
08.放浪カモメはどこまでも
09.ワタリ/点と点
10.ラジオデイズ
11.優しいあの子
12.ヒビスクス
13.プール(17日)/水色の街(18日)
14.まがった僕のしっぽ
15.青い車
16.YM71D
17.ロビンソン
18.ありがとさん
19.楓
20.渚
21.8823
22俺のすべて
23.紫の夜を越えて
EC1.群青(17日)/恋のうた(18日)
EC2.猫ちぐら(17日)/野生のポルカ(18日)
EC3.ヤマブキ

『ワールドトリガー』を一気読み

 

最近一気読みした漫画、それはワールドトリガー。 

23巻まで出ている単行本を最近一気読みしたうえ、我慢ができず「ジャンプSQ」(連載されている雑誌)読者にまでなってしまった。ほんとにおもしろいのです。

 

最近読んだニワカ読者のワートリここがすごい!と思うところ。

・登場人物がめちゃくちゃ多いのに個性的

・チーム戦がチーム戦たる醍醐味満載

・設定大好き人間にもストーリー重視派どちらにも刺さる 

・違う読み方がいろいろできるので何回読んでも飽きない

 

ランク戦とか結構長くやってるから、飽きられそうなもんだけど、最後のROUND7・8とかめちゃくちゃ熱い展開だし、ともすれば個人戦になりがちなバトルマンガで純然たる「チーム」の戦いを描いているところも好き。

私は『進撃の巨人』とか『呪術廻戦』みたいなダークファンタジーもすごく好きなんだけど、ワートリはそこまで暗くないというかポップな明るさがあってそこがまた魅力になってると思う。

あとやっぱり、ランキングとかトリガー構成とか、このキャラはここまでにこんなストーリーがあるとか、葦原先生の設定がとにかく緻密!!!

本当に読み応えあるし、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔してるくらい。

 

あと遊真のイメージソングがスピッツの「夜を駆ける」らしいところも、スピッツファンとしては大いに好感が…笑

グラスホッパーとかはやぶさ座とか、葦原先生スピッツファン?と思う単語がけっこうあるんだよね。 

夜を駆ける

夜を駆ける

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それはさておき、主人公格である4人はもちろん、女子キャラだと小南先輩、男子キャラだと生駒さんが面白くて好きかな~。チーム単位だと影浦隊が好きかも。

作者の葦原先生、体調不良で週刊少年ジャンプからジャンプSQに移籍された経緯等について単行本おまけページで書かれていたので、くれぐれもご自愛いただきたい。

 

ちなみにアニメも1期(長かった)・2期全部AmazonPrimeVideoで観まして、アニメ2期最高に面白かった!!!

B級ランク戦どの試合も大好きなので、10月からの3期めちゃくちゃ楽しみ。

 

今週のお題「一気読みした漫画」

 

 

フジファブリック アルバム『I Love You』と 愛を届けに来てくれた I Love You ツアーについて

6月12日にZepp Sapporoで開催されたフジフジファブリックのライブに行ってきた。

ボーカルの山内さんが「日ごろ受けている愛や感謝をお返しに来た」と言っていた通り、愛をたくさんもらった(山内さん風に言うならば最&高な)ライブだった。

 

今回はアルバム『I LoveYou』のレコ発ツアー。

アルバムタイトルがド直球なもんで、発表された当初はどんなアルバム作ったの!?とちょっとだけ心配してたんですが、フジファブリックらしいLOVEを伝えてくれててよかった。

1曲目のインスト「LOVE YOU」がまずかっこよすぎて心を撃ち抜かれまして。

あと先行で配信されていた「楽園」、良い意味でダイちゃん曲っぽくなくて耳に残る。歌詞も(ドクストに影響されたのかしら?)ちょっと退廃的であんまりなかった感じ。

YOASOBIのりらちゃんとデュエットしてる「たりないすくない」も好きな曲。「あなたへの愛を怠ったりなんてしない」っていうフレーズがいい。

 

まあ、そんなこんなでアルバムも良かったし楽しみにしていた札幌でのワンマン。

これまで配信のライブもいくつか観たけど、会場に行ける人がうらやましくてうらやましくて心の狭い私は配信ライブを正直100%の気持ちでは楽しめなかった。

だから札幌に来てくれて、会場に行くことができたのが心底嬉しかった。

山内さんが「札幌でのライブはなぜか最高になる」とお話しされてましたが、ライブはマジで最&高でした。ライジングサンに呼んでくれアピール何度もしていたけれど、今年のライジングサン来てくれるかな?

 

 

さて、ツアーはまだ2本目なので、ここからはネタバレ注意でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブはアルバムでも1曲目の「LOVE YOU」から。

生で聴くと本当に本当にカッコいい。歌がなくても全然いけるね!と思いながら聴く。

やっぱりギタリストだな〜って思わせる圧巻の山内さんのギタープレイ、加藤さんの飄々としたベース、彩りを添えるダイちゃんの鍵盤。

歌がなくともフジファブリックらしさ満点で、ずっとこれ演奏してくれても文句言わないわ、っていうくらい圧巻の演奏だった。 

LOVE YOU

LOVE YOU

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2曲目は「SHINY DAYS」。聴いてすぐ「これ山内さんの曲だな」ってわかる素直かつ直球ソング…なんだけど、ちょっと変わっているのは加藤さんとダイちゃんがソロで歌うパートがあるところ。

今回すっごく前の方の席かつ加藤さんよりだったので、加藤さんが歌っているところをガン見してしまった。やはり歌うところは緊張感漂い気味(こちらもなぜか緊張する)。

でも加藤さんダイちゃんの2人が歌っている時の山内さんが心底楽しそうな顔をしていて、バンドの良い雰囲気が伝わってきた。

 

このまま新譜の曲かなと思っていたら次に来たのがロックでかっこいい「efil」

そして、会いに来てくれてありがとうというこの日の気持ちにピッタリな「会いに」

選曲からもメンバーからのメッセージが伝わってきて、「会いに」の時ちょっと泣きそうになってしまった。「会いに」はなんかいつ聴いてもエモい曲ですな。

 

ところでどんなバンドでもライブで聴くと印象が変わる曲というのはあるもので、『I Love You』の中だと「あなたの知らない僕がいる」がそう。

「手」とかも暖かい気持ちになってよとても良かったけれど、個人的には「あなたの知らない僕がいる」が一番染みた。

この曲、音源だと秦基博さんとデュエットでもうちょっと落ち着いた、大人の男の人の自虐というか諦めみたいなものを歌ってるって勝手に思ってたんだけど、ライブで聴くと全然違う印象になった。

山内さんがハンドマイクで歌い上げたというのもあるけど、実は結構激情が見え隠れする曲なんだなあと。全然諦めきれない人の歌なのかもしれない。

僕は何すればいい?あと何捨てればいい?詰め込んだ胸に息もできやしない

(あなたの知らない僕がいる)

 りらちゃんと歌っているところは以前の配信ライブで見ることできたので、JUJUや秦さんと歌っているところも観てみたいなあ。ツアー最終日の配信で実現しないかしら?

 

あと!アコースティックアレンジで歌った「陽炎」がめちゃくちゃヨカッタ。

「陽炎」からは子どもの頃の夏の情景がバーッと浮かぶ。

今回のライブのセットリストに入っていなかった「若者のすべて」なんかもそう。

曲を聴いて心に浮かぶ情景にいつも圧倒されてしまう。何気ないことを歌っているのに、なぜこんなに心を揺さぶられるのだろうか。 志村さんはすごい人だ。

陽炎

陽炎

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ライブ終盤のポラリス」「バタアシ Party Night」はそりゃあ盛り上がりますよね、っていう盛り上がりで。

久々にあの手をぐるぐるさせる振り付けがやれて楽しかった。

 

そしてそして、フジファブリックから、日ごろの愛に感謝してのお土産!ってことで1曲の間だけスマホで写真撮影がOKに(驚)!!!

始まる前に山内さんと加藤さんが背を合わせる(B'zみたいな決めポーズ)ポーズしてくれて(加藤さん曰くサービスショット)サービス満点でした。

撮影OKの曲は「徒然モノクロームだったんだけど、「徒然モノクローム」が大好きなので、写真撮るか曲を聴くかで葛藤が発生。

結果撮影はそこそこにして曲聴いてました笑。そりゃあ何枚かは写真撮ったけども。

SNS等に掲載OKとのことだったので(ブログも大丈夫よね?)、一枚記念に全員が写っているお写真を掲載。

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あきらめるのはまだ早い 行き詰まった所がほら それが始まりです

(徒然モノクローム) 

徒然モノクローム

徒然モノクローム

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本編ラストは「LIFE」。今のフジファブリックのテーマソングみたいになっている曲。

ライブで生でまた「LIFE」が聴けて本当に感無量だった。

 

 

アンコール1曲目は「虹」

札幌は午前中パラパラっと雨が降る曇天で、天気予報も雨ときどき曇りだったんだけれど、お昼から嘘のように晴れたりしたので、今日「虹」歌わないかなあって思っていたからイントロからめちゃくちゃテンションが上がった。

最後のサビのところ、お客さんが声出せないのわかっていて、わかっているうえで山内さんはマイクを観客席に差し出した。

遠く彼方へ 鳴らしてみたい 響け!世界が揺れる!

(虹)

山内さんは「みんなの(心の)声が聞こえた」と言った。

みんな心の中で歌っていたと思うし、声は出せなくても一体感は生まれるんだな、とこの時強く思った。

虹

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アンコール2曲目は「手紙」

2年位前の私の心を打ちまくった曲。あまりにも聴きすぎて最近あんまり聴いていなかったんだけど、やっぱり名曲。

「虹」→「手紙」の流れがあまりにも素敵で本当に大満足だった。

手紙

手紙

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山内さんは終始感謝の気持ちをお話しされていたけど、「こちらこそ」という気持ちでいっぱいで。

MCのあちこちで「ライジング、あるかもよ」「すぐ来るよ」って何度も何度もウエスの人にアピールしていたように、石狩のあの場所でフジファブリックにまた会いたい。

 音から、歌から、たくさんの愛を届けてくれてありがとう。

またすぐに会えることを祈ってます。

 

 

 

【おまけ】最後にMCのこと。備忘録的に書いておきます。

 

ダイちゃんのMCは前に札幌に来た時のお話。

アルバム『F』のプロモーションで、本当は山内さんが来るはずだったけれど急病でダイちゃんが急遽ラジオの公開録音などに出演。

山内さんを期待していた観客に連れられてきたお友達らしき人が「あの人…なの??」みたいにひそひそ話していた感じが印象に残っている、とか。

ダ「だって僕三(枚目)じゃないですかぁ」

山「そんなことないよ。ダイちゃんはテルマエロマエのありがたい彫刻みたいなお顔してるじゃない」

 

という流れが個人的にめちゃくちゃ面白かったです。

ありがたい彫刻みたいな顔…笑

 

加藤さんのMCは最近インスタを始めたことについて。

アンコールの時に撮っていた山内さんのお写真がインスタストーリーに上がっていて、テンション上がりました。

加藤さんのインスタ写真独特の感性で面白い。

最近のお気に入りプレイリスト~2021年春

今週のお題「わたしのプレイリスト」

 

Spotifyのお気に入りにここ最近仲間入りした曲リストから気楽に選んだ6選(中途半端)。

聴いてる回数としては、藤井風の「きらり」が優勝かな。でもどの曲も大好き。

 

 藤井風 「きらり」

きらり

きらり

  • 藤井 風
  • J-Pop
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ホンダ「VEZEL」のCMソング。軽快かつ爽快!!CMだけで耳に残る。

最近一番好きな曲。

 

 神山羊 「色香水」

色香水

色香水

  • 神山羊
  • J-Pop
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テレビアニメ「ホリミヤ」の主題歌。

なんか中毒性がある。ちょっと80年代ポップス感もあり、かつ現代的な感じがうまくミックスされている。「ホリミヤ」の学生ライフは私には眩しすぎたけど曲は好きです。

 

 TENDOUJI&THE BOWDIES 「CRAZY feat.ROY」

CRAZY (feat. ROY)

CRAZY (feat. ROY)

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最近よくAIR-G(北海道のFM局)でかかっているので、パワープレイなのかも。

聴いてるだけで楽しい。ROYさんらしさもあって元気が出る曲。

 

ハナレグミ「独自のLIFE」 

独自のLIFE

独自のLIFE

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 ラジオから流れてきて「これ好き!」と思った曲。

永積さんはレキシのライブで観たことしかないので、いつかご本人のライブを観たいです。ライジング来ないかな。

 

STUTS&松たか子「Presence」  

Presence I (feat. KID FRESINO) [with 3exes]

Presence I (feat. KID FRESINO) [with 3exes]

  • STUTS & 松 たか子
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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 テレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌。

松たか子の声って不思議な吸引力がある。 

 

 BUMP OF CHICKEN「なないろ」

なないろ

なないろ

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今期の朝ドラ主題歌。実はBUMPはあまり通ってこなかったのだけれど、毎朝聴いていて好きになってきた。まず声がいいよね。