こういう曲を聴いて海辺をドライブするような青春、送りたかったな
今週のお題は「海」らしいですね。
これはイタリアのカプリ島へ青の洞窟を見に旅行した際の1枚。
海にまつわる写真ってこれしかなかった。
北海道に住んでいるからか、夏に地元の海とかに泳ぎに行ったりした記憶があまりない。
もし私が横浜とか湘南とかそういうところに住んでいたら、こういうオシャレなアルバムを聴いてドライブするような青春を送りたかった。
フリッパーズギター「Three Cheers for our side~海へ行くつもりじゃなかった」
たぶんフリッパーズ・ギターのファーストアルバムだと思う。 全編英詞。聴いた当時そのおしゃれさに衝撃を受けた。
流行っていたのはユニコーンとかドリカムとかチャゲアスとかそんな時代だった。私のなかにネオアコなんて概念が存在もしていなかった頃の話だ。歌謡曲しか知らなかった頃。
それ以来、田舎の中学生だった私にとってフリッパーズ・ギターって都会の象徴であり憧れであった。代官山、オリーブ少女、ボーダーシャツ。
雑誌「オリーブ」に連載されていた小沢健二のコラムとか楽しみにして読んでたなあ。
今ではそういう描いていた「都会」というものが創られた幻想だったかもってわかっている。でも東京というところは大人になった今でも、やっぱりちょっと憧れの存在であり続けている。
住みたいかと言われると、そうはあまり思ってはいないけど。
ちなみにこの中だと「Exotic Lollipop(and other red roses)/奇妙なロリポップ」という曲が一番好き。
フリッパーズ・ギターのアルバムで最高傑作と言えば文句なく『ヘッド博士の世界塔』になると思うけど、今でも夏にたまに聴きたくなるのはこの1stアルバムだったりする。