徒然とエモーション

ブログって誰に向けて書くものなんでしょうね?と思いながら音楽とか本とかについて、自分でもよくわかっていない誰かに向けて書くブログです。

フジファブリックのライブに初めて行った日 2019年7月8日 ROCK-AX@zepp tokyo

 

 

ROCK-AXでフジファブリックストレイテナーの対バンを見た

このたび、念願のフジファブリックのライブに行ってきました。

ワンマンじゃないけども。

でも大阪城ホールの前にどこかで見ておきたかった。

ライジング・サン・ロックフェスティバルには行く予定なので(所用のため行けるのは17日だけなのだけど…ナンバーガールは見られない…)、そこでフジファブリックを見ることはできるのだけど、でもでもでも行きたかったの。

おまけに今回はストレイテナーとの対バン。ストレイテナーもライブでは見たことないから見てみたかった。

なので会社を堂々と2日も休んで行ってきた。大丈夫、有休とマイルはある。

 

結論としては、語彙力がほんとにないのでアレなんですけど2バンドとも最高かっこよかった。バンドのカラーは全然違うけど。

ホリエさんが自ら、「ミュージシャンに好かれるミュージシャン」と豪語した(ただし会場にミュージシャンはいなかった…のかなw)通り、フジファブリックストレイテナーもさすが中堅ロックバンドの貫禄でめちゃくちゃかっこいいライブだった。

 

会場に入ったときにステージには、Blu-ray等ですでに見慣れた赤い金澤さんのキーボードが設置されていたので、フジファブリックが先だなとすぐにわかった。

バンド歴順でいってもフジファブリックが後輩だものね。

 

ライブの感想(セットリスト)

さて、ここからは拙い感想。

セットリストはすでにROCK-AXの公式ツイッターでも公開されているので、書いてもよかろうと思うので、バリバリ書きます。見たくない方はご注意を。

 

1「夜明けのBEAT」

2「銀河」

3「徒然モノクローム

これが私にとって、初の生フジファブリック!「夜明けのBEAT」!

1.2.3.の掛け声ですでにめちゃくちゃテンションが上がる。

生で聞くと山内さんは私が思っていたよりずっと声量があっていい声をしている。すごく楽しそう。そして知ってたけどみんな演奏がうまい。

「夜明けのBEAT」から続けてまさかの「銀河」。「銀河」はやってくれるだろうと思っていたけど、こんなに前半に置いて来るとは。

あの印象的なギターリフのイントロが鳴ったときちょっと声が出てしまった。あらためてフジファブリックを聴くようになって、「銀河」が名曲だということに遅まきながら気づき、それ以来ほぼ毎日聴いていた曲。なんだか夢を見ているよう。

あの特徴的な転調も今はもう気持ちよく聞こえる。山内さんのアウトロのイェーーーーの叫び声も。そこからの「徒然モノクローム」、どれもバンドの歴史を語るうえで欠かせない曲だなあと思いながらこぶしを振り上げた。楽しい。

 

4「破顔」

5「Water Lily Flower」

6「若者のすべて

「破顔」では金澤さんもギターを弾く。山内さんモデルの赤いストラトキャスター

そうか、この曲にキーボード入っていないのかと改めて思った。

なんとなく、フジファブリックの曲の一番の特徴は金澤さんのキーボードなんじゃないかと思っていたけど、「破顔」もまぎれもなく進化したフジファブリックの曲だと思った。ギターが2本あることで音の厚みがすごいし、「破顔」のコーラスワークがすごく良い(フジファブリックの曲はコーラスも特徴的だと思う)。

「Water Lily Flower」はイントロのギターフレーズだけでも心を掴む魔力のある曲だ。ライブで聞くとそれはまた格別だった。流れるようなギター。歌声も楽器のように聞こえる曲でライブ映えがすごい。

そして次に演奏された「若者のすべて」はやはりフジファブリックを代表する名曲だと思った。「この曲知ってる!!」っていう空気が会場全体に広がっていて、前にいるストレイテナーファンのカップルが顔を見あわせながら体を揺らせてとっても楽しそうに聞いていた。こういう曲が1曲あるというのがバンドにとっていかに武器になることか。

ライジングサンで、夏の終わりの野外でまた聴けることを願いながら聞いた。

 

ここで山内さんの長く熱いMC(もしかしたらこの前のMCでお話していたのも交じっているかも)。

  •  ストレイテナーストレイテナーとうまく言えなくて噛んでしまったのがおかしかった)と対バンするのが意外にも初めてであること。
  • 終わったらストレイテナーと肩を組んで帰る勢いである。
  • バンドは見られるうちに見ておかなければだめ。
  • バンドは仲が良くないとダメ、でも仲が良いだけでもだめで絆みたいなものが必要である。
  • 志村さんが亡くなって10年経ち、デビューしたときに描いていた未来とは違ってしまっているけれどもこうして音楽を続けられていること。

 

だいたいこのようなことを山内さんは一生懸命話していた。

途中で「あれ?長いですかね?」と自分でも長いことを察していたけど、話を途中でやめることはしなかったので、伝えたかったんだろう。

直前の土曜日に富士吉田市で志村さんを忍ぶ上映會が行われていたし、7月10日は志村さんの誕生日でもあるから、そういうこともあって山内さんには伝えたいことがたくさんあったのかもしれない。

 

そしてこのようなお話があったあとで

7「LIFE」

この流れは感動的だった。

「LIFE」の歌いだしは山内さんがMCで語ったことでもある。

ちっちゃい頃に思ってた 未来の姿と今はなんだか

違うようだけれどそれもいっか

僕は旅に出たんだよ 雨の日も風の日もあるけど

大切な何か知りたいんだ

 私はずっと応援してきたファンではないけれど、それでもかなりぐっとくるものがあった。そして、志村さんのいなくなったフジファブリックを聴き始めて、山内さんの歌の感じが変わったなと一番思ったのがこの「LIFE」だったことを思い出しながら聞いてた。

そして記憶がおぼろげなのだけど、この曲(だったと思う)の時、加藤さんがこちらに来てめちゃテンションが上がった。私は下手側にいたのでひたすら金澤さんを見ていたからね…笑。

 

8「Sugar!!」

9「東京」

この2曲は私のかなり好きな曲だ。

特に「東京」は私がフジファブリックにはまるきっかけになった曲でもあるし。

 Fevermanツアーで「東京」はフジファブリックのこれまでの曲を盛り込んだラップを加えて演奏していたことは知っていたけど、ストレイテナーとの対バンイベントでもやるとは思っていなかったので、ちょっとびっくり。テナーのファンの方は面食らったかもしれない。でも楽しかった。

山内さんがハンドマイクで歌うところも新鮮で、こういう変かっこいい曲をどんどん作ってほしいと思った。

山内さん自身もテナーのファンの方に「フジファブリック何始めるんだと思ったでしょう?」といたずらっぽく楽しそうにお話されていた。とても楽しそうで私も楽しい。

 

10「手紙」

一番聞きたいなあ、聞けるかなあと思っていたのがこの「手紙」だった。

もしかしたらフジファブリックで一番好きな曲かもしれない。

この曲の前に山内さんは「故郷にいる友人に、バンドメンバーを紹介する曲」だと言った。そういう思いがこもっていることがよくわかる、本当にあたたかい曲。曲の良さを語るとき、メロディーがいい、歌詞がいい、ギターリフがいいとかいろいろ言ったりするけど、なんだかんだ言って歌い手の思いが込められた曲が好きだ。

離れた街でも大事な友を見つけたよ

じゃれながら笑いながらも同じ夢追いかけて

旅路はこれからもずっと続きそうな夕暮れ

大好きなフレーズ。自然と涙があふれてしまった。

こんなバンドの関係性、感動しないわけない。

この曲の間、隣にいたストレイテナーファンであろう男性がものすごく真剣に聞いていて、演奏が終わったとき「フジファブリックのこの曲、すごく好き」と一緒に来ていた友達に話していたのも印象的だった。

 

 ストレイテナーについて

ここまでですでに長くなってしまった。

ストレイテナーについてはそれほど詳しくないので簡単になってしまうけれど、本当にかっこよかった。私が思うロックバンドそのものだった。かっこよすぎる。

すべての曲を知っていたわけではないけれど、「Melodic Storm」「スパイラル」や最後の3曲「DAY TO DAY」「シーグラス」「彩雲」あたりは知っていた。

 

でも一番かっこいいと思ったのはホリエさんがキーボード弾きながら歌ったバラード。

多分「灯り」という曲だと思う。

 

灯り

灯り

  • provided courtesy of iTunes

  

めちゃくちゃ色気があって、「この人めちゃもてそうだなー」って不謹慎ながら思ってしまった。帰ってから調べたら秦基博さんと歌ってる曲なのね、意外!

あとベースの日向さんが終始ニッコニコで楽しそうだったのも良かった。

私の中ではZAZEN BOYSの人ってイメージだったけど、楽しそうで私も楽しくなった。

 

ラストの曲前でホリエさんが志村さんとの思い出に触れて(志村さんと対バンしましょうという話をしたことがあったらしい)、志村さんがいなくなってからも3人で音楽を届け続けてきたフジファブリックにリスペクトを表して歌います、と言ってくれた「彩雲」の優しい歌声にものすごく感動した。

 

これまであまりフジファブリックとは交流なかったみたいだけど、ホリエさんは山内さんのこと総くんて呼んでいたし、山内さんがうまくストレイテナーと言えなかったことにツッコんでたりして面白かったので、これから仲良くなってまた対バンしてくれるといいなあ。今度札幌に来たらワンマンに行こう。

 

最後にフジファブリックがケーキ持って登場して、山内さんが音頭を取ってハッピーバースデーを歌ってホリエさんのお誕生日をお祝い!

フジのメンバー3人とはハグしてた。なんだか意外。

それにしても山内さんはすごいストレイテナーのメンバーに対して腰が低い印象だったんだけど(ローソクを吹き消すタイミングをホリエさんに指示したりしてて若干挙動不審で面白かった)、金澤さんは「ホリエくん」的なノリで、山内さんと打って変わって超フレンドリーだったのが印象的だったんだけど、仲良いのかな?ゴッチつながりとか??

 

 

そんなこんなで忘れないうちにざっと書いてしまおう!ということで勢いに任せて書いた支離滅裂な投稿だ…まあ誰も見ていないだろうからいいかということで。

次はライジングサン・ロック・フェスティバル!

残念ながら16日はどうしても行けないので、ストレイテナーは見られないけど(心から残念)…。

早くライジングのタイム・テーブル出ないかな。

フジファブリックがRED STAR FIELDなのは最高だけど、あまり夜中の出番じゃありませんように…。

マイヘアやフレデリックと被りませんように…。願いは尽きない…。